激安Windows 10タブレット

特に用途も思いつかないまま、安いというだけで中華なWindows 10タブレットを買ってみました。

購入したのはBanggood.comという中華ガジェットショップ。

www.banggood.com

 

Banggood.comからの購入方法などは以下の記事を参考に。

bicycle.kaigai-tuhan.com


海外通販は原則Paypalが使えるところしか使わないのですが、ここはPaypal対応していますので、トラブル遭遇時のリスクヘッジのためPaypal利用を推奨します。

クーポンを利用して9,078円で最新のIntel Atom x5-Z8300搭載のWindowsタブレットが手に入りました。

 

3/19に注文して、到着は4/9、ほぼ3週間かかっています。

最新は海外通販でも注文から到着まで数日ということが多いので感覚がマヒしていましたが、国際郵便だとこんなもんですね。送料無料だったし。

 

到着後、さっそく電源を入れてWindows 10をセットアップしてみましたが、途中で再起動してしまったWindowsセットアップが終わらないという事象発生。

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何度も見たこの画面…。

 

同じ製品のAmazonのページのレビューより、初期設定に失敗するケースがある旨が既に事例として多数存在するようです。

www.amazon.co.jp

 

当初サポートデスクとやり取りしてセンドバック対応をしてもらう予定だったのですが、一般にこの手のタブレットは内蔵HDD(eMMCですが)に回復パーティションがあって、そこから初期化ができると思い、Type-C USBハブとUSBキーボードを接続して、BIOS画面を起動、いろいろいじってたら詳細ブートオプションに入った!

これはWindows 7までの「F8」起動に相当するものだが、Windows 10の場合、F8起動は通常無効にされている。

Windowsが起動しない状態で、どうやってこの画面に辿り着いたのか全く不明。 

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Windows 10の初期化を実行したところ無事完了。

再起動後にセットアップを実行したところ、正常にWindows 10セットアップが完了しました。

ちなみに、BIOSはAMI製のやつが載ってますが、製品向けにカスタマイズを一切していないと思われ、かなり細かい設定までいじれるようになっています。

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USB Type-C

他の同価格帯の中華タブレットと比較して、この製品はUSB Type-C端子という点が一つのアドバンテージです。

USB Type-Cは、PD(Power Delivery)という、USBホスト機能と、USBを経由したデバイス本体の充電が同時利用できるという規格です。

これに対応したUSBハブはまだまだ数が少ないですが、既にその必要性を感じています。

 

一方で、Type-C端子のケーブルやハブはまだまだ選択肢が少なく、しかも価格がこなれていません。

PDには対応していないバスパワーハブを購入しましたが、2,499円でした。

同じAnkerのUSB3.0ハブ(A端子)だと半額くらいです。

 

 

ケーブルも高いですね。自宅用のほかに持ち運び用に一つType-Cのケーブルを購入しましたが、1,000円以上します。

 

PDの必要性についてですが、充電が必要なほど、長時間外部のデバイスを繋ぐことは無いと思ってPD非対応のUSBハブを買いました。

実際特に不便はしていないのですが、一つだけ、Windows 10の回復ディスクを作ろうとしたのですが、これがすんげぇ時間がかかる。

スリープしないように電源設定を変えて試しているのですが、バッテリーがどんどん減ってゆくので、この時ばかりはPD対応のUSBハブがほしいと思いました。

 

タブレットとしての使い勝手

この製品固有の話ではなく、Windows 10タブレットの一般的な使い勝手としての話。

iOSApple自身が作るハードウェアデバイス上の動作に限定されるので、インターフェースの使い勝手はデザインの範囲内ですが、WindowsAndroidタブレットはデバイスによって画面の大きさや解像度は異なるので、果たしてストレスなく使えるのか?という疑問がありました。

 

結論として、①iOSに比べて多少の慣れは必要とする、②ストアで配布されているWindows10に最適化されたアプリは快適だが、そうでないアプリは操作性に難あり、と思います。

 

まずiOSとの操作性に関する比較。

iOS、とAndroidもそうだと思うのですが、基本的に画面上のアイコンやボタンにタッチするときに、タッチする位置は結構無頓着でも大丈夫なようになっています。

Windows 10のタブレットモードの場合、タッチした場所が分かるように軌跡が表示されるのですが、そもそもタッチ位置が分かる表示がされるということは、タッチ位置を把握していないと操作しづらいケースがあるということです。

一部のアプリなど、タブレット利用を想定していない場合、ボタンが小さくて、かなり狙いを定めてタッチしないと思うように操作できないケースがあります。 

 

製品固有の話

全面パネルはアクリル製で、しかもコストの安いものを使っているようで、端の方が歪んでいます。

アクリル製なので傷防止のため保護フィルムは必須と思うのですが、パネルが歪んでいるために保護フィルムがうまく貼れないケースがあるようです。

そのため、もともと貼ってあるフィルムは怖くてはがせません。しかも気泡やホコリ入りはデフォです。

内部構造はほぼリファレンス基盤どおりでしょうから、コネクタとか、バッテリーとか、スイッチとか、そういった個別設計のコストカットの対象になりそうな箇所から壊れそうな気がします。

 

とはいえ、10,000円以下のWindows 10タブレットですから、品質が低いのは最初から承知。普通に使いたければ国産メーカーのモデルを買えばよいだけで、あくまで激安モデルをお遊びで買いたいなら最適でしょう。

和田峠⇒鶴峠⇒松姫峠⇒風張峠

冬の間は平地ばかり走っていましたが、4月に入って最高気温が20度を越える日も多くなり、山の季節がやってきましたよ。

 

天気の良い日を狙って、奥多摩方面のコースを計画してみました。

計画時のコースは以下。

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激坂と噂の和田峠はぜひ走ってみたかったし、鶴峠は小菅側から、奥多摩周遊道路は五日市側から上ったことがあるので、その逆コースもぜひコースに入れたかった。

松姫峠は両側から登ってるし、大月側がずっと通行止めで折り返しになるので、時間があれば行ってみる、という程度のオプションで考えてました。

出発

5時半起床の6時半出発。すでに外は明るくなっており、ロングライドのはずなのに出発は遅め。

厚木と海老名の間の相模大橋から相模川右岸の道、一部県道511号を走って津久井まで走りましたが、平日の通勤時間帯にここを走るのはちょっと失敗だったな。

土日の朝はここを数回走ってますが、平日は普通車も大型車も多いし、路肩も狭いので走りづらい。

なんとか耐えて津久井から県道48号、続いて町田街道を走ります。

拓殖大学のあたりから道路が広くなって走りやすくなります。

八王子霊園のそばを通る美山通りに入り、陣馬街道に分かれる交差点のコンビニで休憩と補給食の仕入れ。

今回のコースは途中にコンビニは皆無だし、平日で観光地の飲食店の類は期待できないことを想定して、ここで食料を買っておきます。あとリュックに結構大量にエナジージェル系を入れてありました。

陣馬街道

陣馬街道の起点は八王子市内の甲州街道との分岐ですが、この美山通りとの交差点までは市街地で、ここから先は田舎道っぽいはず。

この日は快晴で、緩やかな登りが続く街道は走ってて非常に気持ちがよい。走ってて気持ちが良い道は止まるのがもったいないので、写真がありません。

陣馬高原下のバス停までは斜度もゆったりで、道も広め。そこから先は道幅がぐっと狭くなります。

山登りのご老人が多く歩いており、なんかやたら声をかけられまくる。

斜度が高いのはつづら折りのあたりからですかね。

でも「激坂!」とかよく紹介されているのはつづら折りの内側の写真なので、全体の距離が短いこともあって、ゆっくり登る派にとってはあまり激坂という印象はありませんでした。

基本的にずっとシッティングで登っていって、ダンシングが必要な個所は1箇所あったぐらい。

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ここの峠の茶屋は自転車も有料であることは知っていたので、茶屋に用事は無かったのでそっち側には近寄らないようにして記念撮影。峠そのものは景色が良い場所では無いので長居する場所でも無いね、まだ先があるし。

 

上野原方面に下って、上野原のゴルフ場の間を通る道を走る。

上野原カントリークラブとレイク相模カントリークラブの間の道で、こんなふうに唐突に真正面に富士山が大きく見えました。

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鶴峠

鶴峠は去年10月に1週間だけ松姫峠の大月側が開通したときに、帰りに通っています。

小菅村側から上る鶴峠は、確かに峠近くはつづら折りがありましたが、あまり峠っぽくないような印象でした。

ただ峠から先、甲州街道まではずっと下り基調だったので、上野原側から登るのはしんどそうだな、という予感は感じさせる道でした。

さて和田峠から上野原のゴルフ場近くの道を通ってこの辺は棡原(ゆずりはら)という地名です。ちょくちょく集落の間を通ります。

途中日向ぼっこ中のおばあさんが湧き水の場所を教えてくれました。

途中の公衆トイレと東屋があるあたりで休憩と補給。全体的に食料が足りなかったな、ちょくちょくエナジージェルを補給してます。

上野原側からの鶴峠ですが、集落がある度にアップダウンが結構あって地味に削られる、峠近くも一気に登って、この日は結構北風が強くて峠の間をビュービュー風が通り抜けており、峠っぽい。

小菅村からの登りとは、かなり印象が異なりました。

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松姫峠

予定のペースからかなり遅れていたので、完全折り返しになる松姫峠に登るかどうか迷いましたが、過去2回は曇り空で富士山が見えず、今回は快晴で富士山が見えそうだったので、登ってみました。

松姫峠は3回目ですが、1回目に小菅村側から登った時は、峠までの距離感が無くて結構キツかったのを覚えています。

今回は距離感も分かっているので、結構楽に登れました。

途中の道から遠くにチラチラ見える白い建造物。後で調べたら、大寺山の頂上にある仏舎利でした。

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松姫峠の小菅村側は7%~9%の斜度が延々と続く峠道で、路面は比較的整っています。

特に去年から大月側の道は通行止めとなっており、乗用車の交通量はかなり減っていると思われるため、自転車には走りやすい道だと思います。

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松姫峠からの富士山。初めて見れました。

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大月側は相変わらず通行止めです。

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元々小菅村側と比べて大月側は路面の痛みが激しかったですし、去年の10月に1週間だけ開通した時点で2つのトンネル(旧松姫トンネル、白草トンネル)の照明は撤去されていました。

もう大月側は葛野川ダムの管理用などにたまに関係者が通るだけで、二度と一般車に開放されることは無いのでしょう。

小菅村を走る

小菅村はちょうど桜が満開の時期でした。空は快晴、ものすごく気持ちよく走れました。

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風張峠

奥多摩湖の湖畔で休憩とちょっと補給。

風張峠は五日市側から登ったことはありますが、奥多摩湖側からは初めてです。

前回登った時の峠から湖畔までの長い下りの記憶から、登りは大変そうだな、という予感がありましたが、やはり大変でした。

スマホのマップを見ながらの登りでしたが、とにかく距離が進まない。

何度も休憩したくなる気分を抑えながら、風張峠に到着。

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都民の森で休憩するも、時間が遅くてカレーパンが売り切れ。リュックの中に入っていたメロンパンを補給して、自宅までの帰路に備える。

 

ここで自宅までの経路を自転車ナビで検索したところ、最短距離で74kmという絶望的な距離。結構まだまだあるな。

気を取り直して走り出す。

でも実は都民の森から五日市市内までは20km以上ずっと下り坂。

対して漕がずに五日市市内に到着、帰路を再検索したら残り40km台になってたので、あと2時間くらい走ればよさそうだ。

時間は平日の帰宅時間帯。橋本から先のR16は片道2車線だけど、路肩は狭いし路面も荒れてるので走ってて疲れる。相模原駅のあたりは自転車レーンがあるのだけど、あそこはママチャリがふらふら、歩行者も飛び出してくるので、ロードバイクが走ってよいとこじゃ無いよね。古淵のあたりまで我慢しながら走って、あとは境川CRをのんびり走ります。

町田を過ぎたあたりでGarmin Edge 500がバッテリー切れ。都民の森からずっとバックライトが点きっぱなしだったようだ。

町田から先のGPSログが取れてないけど、おおよそ205km、累積標高は3,200mぐらい。

トライアスロン用マルチケージを買い替えたい

サドルの後ろに複数のボトルケージを装備できるやつ、一般的には(トライアスロン用)マルチケージとか呼べばよいのでしょうか、あれを買い替えようと思っています。

Giant FCRはシートチューブに一つだけボトルケージを取り付けできます。でも1本では足りない。

現在使っているのはXLab TurboWingというやつです。アルミ製のモデルです。FCRを購入した直後ぐらい買いました。当時はこれぐらいしか選択肢が無かったように思えます。

XLab TurboWingのメリット

  • サドル取り付け部分で3段階、ケージ取り付け部分で5段階に角度を調整可能
  • サドル取り付け部分は左右が独立しているので、サドルレールの幅や角度によって微調整が効く
  • ベルクロ固定型のベルトがついてくる。

XLab TurboWingのデメリット

  • ケージと左右のプレートを固定するボルトが共通なので、強くボルトを締め付ける必要があり、ケージに過剰な力ががかかりやすい。ケージのボルト穴がダメになりやすい
  • サドル取り付け部分の幅が狭く、サドルレールが削れやすい
  • ベルクロテープがほぼ役に立たない

上記のようなメリット/デメリットがあり、当初は調整しやすい点が気に入っていましたが、使い続けてゆくうちにガタが出てきたり、サドルレールにちゃんと固定できなくなることがあるため、買い替えを検討しています。

応急処置としてサドルレールに外壁補修用のアルミテープを巻いていますが、耐久性など無しに等しいので、なんとかしたい。

ちなみに、XLab TurboWingに付けているのは以下です。

  • ボトル×1
  • ツールボトル×1
  • CO2インフレータ×2 (Profile Design CO2 Mounting Bracketsを使用)
  • リアライト (CATEYE Rapid 3の専用マウントをネジ止め部分から外し、TurboWingのボトルケージ用の余った穴に固定)

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候補は以TNIのやつと、シマノPROのやつ。 

 

TNIのやつはCO2インフレータ用のホルダがついているのと、サドルからケージの距離が大きめなのがよい。

PROのやつはコンパクト。

そして両方ともベルクロテープの取り付け場所がちゃんと用意されていて、ちゃんと使えそう。

TNIのやつはCO2インフレータを取り付ける場所があるが、PROのやつはProfile Design CO2 Mouting Bracketsを再利用する必要あり。

惜しいのは両方とも左右のボトルケージが対角ではなく、斜めに付くので、リアライトを固定できる箇所が無い。

FCRはシートポストが太くて普通のリアライトは付けるのに苦労するので、マルチケージにライトを付けられると非常に便利。

チェーンのオイル

(この記事は1年以上前に書きかけて、下書き状態のまま眠っていました。フィニッシュラインのWETルブに変えたのは1年以上前です。)

 

チェーン用ルブを変えてみたので、今までの使ってみたチェーンルブの変遷を辿ってみたよ。

 

最初に買ったのは定番WAKO'Sのチェーンルブ。

ワコーズ CHL チェーンルブ 浸透性チェーン用防錆潤滑剤 A310 180ml A310 [HTRC3]

ワコーズ CHL チェーンルブ 浸透性チェーン用防錆潤滑剤 A310 180ml A310 [HTRC3]

 

スプレータイプでサラサラしており、チェーンに吹き付けると泡立ちながら浸透してゆく。

吹き付けっぱなしだとかなりの量が出てしまうので、クランクを勢い良く回しながら、チェーンがブレないようにスプロケのあたりで吹き付けるか、1コマずつちまちま吹き付けるかのどちらか。

オイルの持ちは結構良かったと思うのだけど、とにかく汚れやすい。よくふくらはぎにチェーンリングの跡を付けてしまっていた。

 

これと同時期に、家族の自転車用にKUREのチェーンルブも使っていた。  

これはとくかく安価。スプレータイプなので使い方はWAKO'Sのやつと同じような感じ。

 

ウェットなオイルは汚れやすいのが気になっていたので、ドライタイプを試してみることにした。 

FINISH LINE(フィニッシュライン) クライテックワックス ルーブ 120ml TOS06901

FINISH LINE(フィニッシュライン) クライテックワックス ルーブ 120ml TOS06901

 

FINISHLINE Krytex WAX Lubeは国内の店だとあんまり見かけない。白いボトルのCERAMIC WAX Lubeの方が目にしやすいかも。

事前の情報だと、とにかく切れるのが早い。100km~200kmぐらい。

たしかに200km近く走ると、帰りにはチェーンがシャリシャリ鳴るのが気になる。

ワックスタイプは一度乾いてしまえばそれ以上内部に浸透することは無いので、塗り方が悪いと悪い評価になりがち。

時間のある時はいいんだけど、ロングライドの当日の朝に急いで塗ったりすると大体ダメ。

さらに寒い時期は粘度が高くなって、リンク部分に浸透し辛くなる。

 

チェーンルブはチェーンの内部に浸透しないと意味がないことに気が付いて、やはりWAXタイプは使いこなすのが難しいと再確認。

 

そこで汚れにくさに拘るのは諦めて、浸透性に注目して次の製品。

浸透性ならWAKO'Sのチェーンルブが一番だと思うんだけど、粘性が低いので持ちは良い。その代わり汚れやすい。

ただし塗布直後のスルスル感は抜群なので、1本使い切った次もコレを使ってます。

 

明神峠から山中湖

富士山周辺は、ロードバイクを購入以来、何度か走っています。

自宅からは遠く遠くに見えるあの山が、走っているうちにだんだん近くに見えてくる感覚が大好きです。

 

最初はGiant FCRを購入した次の年、2012年7月。道志みちを経由して、山中湖までの往復でした。山中湖まで到着した時点で距離が80km。なんとか往復で200km越えられないかと思って山中湖を無駄に2週しましたが、帰る時間が遅くなりそうだったのでそのまま帰宅。180kmでした。

 

次は2013年6月。初の富士山一周でした。

たしかサドルを普通のロードバイク向けからTTバイク向けのノーズが短いタイプに変えて最初のロングライド。無謀でしたが特にお尻のトラブルは無かったです。

 

次は2014年5月、どうし道から道坂峠を越えて都留市に入った後、忍野村に向かって二十曲峠を越えて再び都留に、さらに雛鶴峠を越えて戻りました。

 

次は2014年7月、富士山一周2回目。

2013年の1回目はほぼ最短コース、神奈川県内の自宅からは250kmでした。

2014年の2回目はどうし道経由、さらに帰りは箱根を越えているので獲得標高は大幅にアップしていますが、距離は1回目プラス10kmぐらいです。

 

次はふじあざみ1回目。

リアのスプロケ25Tで行ってしまい、ヨロヨロの蛇行しながらなんとか上っています。

 

お次は富士宮口五合目。

梅雨時の雨の中のサイクリングでした。

 

記事にはしていませんが、さらに2015年8月に2回目のふじあざみに登っています。

この時は前回の失敗と同じ轍は踏まず、ちゃんと30Tのスプロケに替えていっていますが、コンディション不調で途中から押し歩き。

 

さて、これまでの士山サイクリングを振り返ったところで、2015年の年末に、年賀状に載せるための富士山の写真を撮りに行きたいな、と思い立ちました。

富士山の写真だったら、その辺に転がってるフリー素材でいいだろとお思いでしょうが、年賀状ならそれでは意味がない、やっぱり自分でその前の年に撮ったやつを載せたいものです。

当初欲張ってダイヤモンド富士を撮りたいな、と思いましたが、冬場にダイヤモンド富士を撮るためには、夜明け前の2時頃に出発して本栖湖まで走らなければならず、ちょっと無理です。車で現地まで行くとか趣旨に反するので言語道断です。

山中湖近辺の高台だったら冬場でも自走で往復できそうだったので、山中湖を目的地にコースを検討し始めました。

これまで山中湖方面に向かうために、どうし道経由で山伏峠、もしくは須走から籠坂峠を越えています。近くに有名な激坂の峠があるってのに。

 

乗ってるバイクがこんな

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なので、必ずしも、ヒルクライムは得意ではないです。むしろ非常に遅い。

遅いですが、嫌いではないです。FCRは前乗りバイクですが、大腿筋は丈夫なので、ずっとシッティングでコギコギするシチュエーションは平気です。

そこで、小山方面から山中湖に抜ける有名な激坂の峠道、明神峠と三国峠は越えたことが無かったので、R246を通って小山町に向かい、明神峠を越えて、三国峠から山中湖に降りる途中から富士山の写真を撮ることにしました。

出発

起床は5時台、出発は6時ちょい過ぎ。夏場なら4時前に出発することもありますが、冬場は早朝の出発はエンジンがかかりません。

いつもどおり門沢橋経由で伊勢原からR246に入り、松田町からは県道を駆使して小山まで走ります。

途中R246沿い、小山町内のローソンで朝飯。R246沿いなので、山奥ですがイートインスペースのありました。冬場は非常にありがたい。

 

 

普段ロングライドでもゆっくりガッツリ食事を取ることは少ないです。おにぎり程度。

 

小山町内から、静岡県道147号を走ります。

この道は、ふじあざみに向かうために過去2回走ってます。自宅からふじあざみに向かうには、この道がほぼ最短。

峠の入口

地図上で、富士スピードウェイの手前に明神峠に向かう分岐点があります。

看板が出てるので、普通に走ってれば気が付くはず。

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あー、すんげぇ、綺麗な青空。

 

最初は民家の間の道、やがていきなりずっと激坂です。

途中コンクリートの輪っかの坂もあります。ヨロっときて、途中コケそうにもなりました。

初めて走る、距離のある登り坂を走るときは、スマホで地図を表示して現在地を確認しながら走るのだけど、これはモチベーションの維持には好影響なのだろうか。

今回はなかなか進んだ気がしなくて悪影響だったかも。

 

今回、富士山の写真を撮るのが最大の目的なので、天気を気にしながら走ります。この時点、この角度からはちょっと富士山頂が雲に隠れがち。

やがて、明神峠は峠っぽくない、坂の途中にバス停がありました。

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明神峠のバス停横から林道が分岐しています。

林道から切り倒した木材を載せたトラックがやってきて、林道入口に路駐しているプリウスを指さして、「これ、そう?(この車、お前の?)」とボキャブラリー不足気味に聞かれたけど、現地まで車でやってきて、美味しい坂だけ自転車で楽しむとかヤワな真似はしねーよ、バカにすんな。

でも路駐の車のせいでトラックが通れなくて運ちゃんが困ってた。

 

明神峠から三国峠はほぼ稜線を走る道。斜度はずいぶん控えめになります。

 

三国峠から山中湖に降りる道の途中にパノラマ台という駐車場のあるビューポイントがありますが、手前の道路沿いに富士山のよく見えるポイントがあったので、そこで何枚か写真を撮りました。

この日は西風に乗った湿気が富士山を越えてどんどん雲に変わる天気で、富士山の西側は快晴でも、東側からモクモク雲が発生している状態。時間によっては山頂も雲に隠れていましたが、午前のこの角度からはなんとか山頂が見えていました。

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山中湖畔まで降りて、石割の湯で温泉と昼飯を頂いた。

帰路

せっかく温まったのにもったいないけど、また冬空の下、帰路に就きます。

別荘地の間を走る道、三国峠に向かう道の途中、ぐぐっと右に曲がるカーブのこの道、まっすぐ行くと、切通峠という、丹沢湖に抜ける林道(という山道)があります。

この道が通れれば、あのR246の小山-谷峨間の嫌な道を通らなくてもいいのに。と思うのだけど、切通峠は普通に山登り向けの山道っぽいので、自転車は無理です。

山中湖畔から三国峠までは標高差が無いので大した登りではなく、すぐに峠に到着します。峠からはジャージとネックウォーマーと-10~0℃対応のグローブで完全防備でダウンヒル。でも三国峠から明神峠までずっと日陰で寒い寒い。明神峠からは日向になるし、斜度がキツいのでスピードも抑えめにするのでちょっと寒さは我慢できる。

 

小山町まで戻ってあとは来た道を戻るだけ。昼になって気温が上がったけど、谷峨のあたりの県道は日陰で寒かった。

 

冬場の山方面はやはりペースが上がらない。こんなんじゃ本栖湖までなんて到底無理だった。

 

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小湊鉄道沿線を走る

(この記事は2015年11月1日のサイクリングの記録ですが、思い出しながら1月23日に書いてます。)

 

過去に何度か千葉県内を自転車で走っていますが、

  • 久里浜からフェリーで金谷に渡って、房総フラワーラインを走る
  • 東京湾沿いを走って東京湾一周する

のいずれかのパターンであって、上総・下総方面は走ったことがなかったのでした。

ちょっとしたきっかけがあって小湊鉄道沿いが面白そうだなと思い、金谷からぐるっと時計回りに五井→養老渓谷鴨川と走るルートを考えました。

房総半島は内房から南房総鴨川までしか走ったことが無いので、房総は海沿いこそ至高!と思って勝浦から鴨川まで無理やりなコースを考えたけど、これだと小湊鉄道をあまり沿ってない。このコースを計画した日は雨だったので結局お蔵入りにしました。

 

2週間後、11月だというのに暖かいある日に、計画を実行しました。

房総半島に渡るには、過去に何度かやっている通り、久里浜から6時20分の始発便に乗るために、自宅は4時頃に出発します。

自宅から久里浜までは40kmくらい、信号の多い市街地を抜ける道でも2時間あれば着けます。

以前は境川CR→江の島→葉山→三浦半島中央道路というコースを通っていましたが、最短距離を検索してみると、横浜環状四号を通って、追浜からR16を走った方が距離が短いので、今回はそのコースで走りました。

早朝の交通量が少ない時間はこのコースでもトンネル内は怖くないので、楽かもね。後述するけど、夕方以降はこのコースはキツかった。

 

久里浜港に到着して、往復のチケットを購入。船内では朝食代わりにカレーパンといわしバーグ。

 

金谷港に到着して、すぐに北に向かって走り出す。

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過去2回の東京湾一周では富津岬に寄ったので、富津岬付近はR127ではなく、海沿いのR465や県道を通っています。

この日はまず五井まで早く向かうために、R127を道なりに北上しました。

R127はバイパス的な広い道なので、地味なアップダウンはありますが、基本的に走りやすい道です。

木更津市街地に入ると、R16は一部高架になる。自転車走行禁止の標識は出てないけど、これ通れるのか? ちょっと怖いので側道があるところは側道を走りました。

 

工場地帯に入ると、袖ケ浦市内は路肩も広いし、路面は比較的整備されていて凸凹が少ないので非常に走りやすいです。

しかし徐々に路肩が狭くなったかと思うと「境橋」という橋を越え、市原市に入ると様子は一変。定期的にアスファルトは盛り上がっているし、そもそも路肩が狭くて逃げ場が無いしで、自転車には非常に走りづらい道になります。

あまりに走りづらいので、姉ヶ崎のあたりから一本東側の県道に逸れて、五井を目指します。

10時ちょい前に五井駅到着。

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しばらくR297沿いに走ります。

途中から清澄養老ラインに入る予定だったのだけど、しばらくR297を走り続けてしまった。高滝湖のあたりから復帰。

紅葉の時期にはまだ早かったので、特に景色が良かったとは感じなかったんだけど(せっかくリュックに一眼レフカメラを入れていたのに)、時折渡る橋から見える渓谷が涼し気で気持ち良い道。

養老渓谷駅に到着。

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観音橋。

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さらに養老渓谷観光センターで休憩。

 

当初の予定では養老渓谷ラインを鴨川方向まで走るつもりだったんだけど、ペースが遅れ気味だったので、鴨川までは行かずに、R465をそのまま走った。

亀山湖のあたりは気温も上がって、半そでジャージで走ってます。

 

金谷港の手前で温泉と食事を採って、フェリーに乗って久里浜港に到着。

往路と同じ道をたどって、金沢八景の手前から環状4号を走ったのだけど、夕暮れ以降はちょっと走りづらかった。

朝比奈ICがあるので交通量は多いし、路肩も狭い。途中ペダルが歩道に乗ってしまってよろけてしまい、ちょうど右後ろを走っていた車を驚かせてしまった。

 

スクリーンショットではフェリー区間も計測されているように見えますが、この間はストップしています。房総半島内で150km、自宅-久里浜港が往復で80kmなので計230km。

フェリーで30分程度強制的休憩になるので、距離の割には疲労は少な目です。

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松姫峠大月側実走報告

松姫峠旧道開通

2015年3月から法面工事のため大月側から峠まで通行禁止になっていた松姫峠が、2015年10月1日より予定通り通行可能になった(らしい)ので、早速行ってみました。

初めての松姫峠は2014年、小菅村側から

松姫峠は2014年の9月に小菅村側から一度登っています。

登りっぱなしのキツさや、すれ違うロードバイク乗りさんとの共有感が印象に残っていて、もう一度是非登ってみたいと思っていたのでした。

 

2014年11月に、峠の峠の真下を通り峠道をバイパスする松姫バイパスと(新)松姫トンネルが開通した後、大月側から松姫峠までの峠道が法面工事のため通行禁止となり、そのまま廃道化が懸念されていました。2015年10月1日に通行可能になることが公表されて以来、再び登れる日を楽しみにしていたのでした。

10月に入り、どうやら松姫峠大月側が事前の情報通り通行可能になったらしいTweetを見て、早速走りに行きました。

二度目の松姫峠

10月4日、日曜日、目覚ましは5時にセットしていたものの、起床は6時で出発は7時。10月なのに天気予報の最高気温は28度でしたが、山の天候を想定してロングタイツと半袖ジャージの上に長袖ウインドブレーカで出発。

途中の吉野家で朝食。出発するときにナイロールアイウェアを落とした時に、レンズが外れてしまうアクシデント。慎重に嵌めてみたら治ったけど、糸を張りなおしてもらわないとダメだな。

相模大橋を渡ってすぐ反対車線側に渡り、相模川右岸圏央道側道を上流方向に向かって走る。この相模川沿いの道は走ってて気持ち良いのでロードバイクは結構見かける。自動車の交通量はそれほど多くないのだけど、路肩が狭いので大型車が後ろから迫ってくると結構気を遣う。

津久井湖の手前までこの川沿いの道は続いていて、神奈川県道510号を通ってR412に抜けた後、相模湖方向に向けて走る。

相模湖から大月までR20甲州街道は、下り方向は今回初めて走ってみたのだけど、上り下りはそれなりにあるものの、ロードバイクには結構走りやすい道に思えた。

大月市内に入ったあたりのセブンで2回目補給。

やっと猿橋に到着。去年小菅村側から松姫峠を登って大月経由で帰ったときは、なんか観光客が集まってるな程度にスルーしたけど、今回せっかくなので休憩がてら観光。

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猿橋から集落の間を抜けて、松姫峠に向かって出発。

去年通ったとき、R139の道路沿いから山の尾根に向かって鉄索が伸びているのが記憶に残っていたのだけど、今回たぶんその辺り、山体が崩落している現場を目にした。深層崩壊という現象だとか。

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深城ダムの管理事務所で休憩。猿橋のところでも見かけたBottecchiaの兄ちゃんを見かけたけど、彼は峠まで登ったのかな。

 

新旧松姫トンネルの分岐点。

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旧道の(旧)松姫トンネルと、その先の白草トンネルには照明が全く無い。新トンネル開通に伴い、照明設備がすべて撤去されてしまった模様。

(旧)松姫トンネルは入り口から出口の明かりが見えてるから良いとして、白草トンネルは出口の明かりが全く見えない。おそらくかなり明るいライトが無いとロードバイクは走行無理。路面の状況が分からないことの危険性は当然として、本当に真っ暗になるので、恐怖感がハンパない。

日没後の走行を想定して18650バッテリーの中華ライトを持って行ったけど、それでもトンネル内はかなり怖かった。

さてループしている白草トンネルを越えると峠道の始まり。通行禁止前からこの区間は舗装面がひび割れておりガタガタ走りづらかったが、通行可能になった今もガタガタっぷりは変わりなし。路面は全く補修されていない。大き目の穴は砂利で埋められているだけで、アスファルトによる補修はされていない。

枝葉やドングリが路上に落ちっぱなしになっており、県道としてのメンテは既にされていない様子。積極的に廃道化はされていないものの、このまま放ったらかしになりそうな感じがした。

「法面工事」という名目での通行禁止だったので、道路の左右を注意深く見ながら走っていたが、新しい工事跡が確認できたのは2箇所のみ。

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崖下の法面もあるかもしれないけど、それは未確認。

 

峠の標高は1,000m位と勝手に思い込んでいたのだけど、途中でググってみたら1,250mもあった。なかなか峠に到着しない。

小菅峠側からの登りはひたすら一定の斜度で登りだった記憶がある。それに比べると大月側は楽に感じた。

やっとこさ松姫峠に到着。

 

記念撮影。相変わらずの場違いっぷり。

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小菅側は路面は綺麗。走りやすさで言えば大月から登り、小菅側に下りがよさそう。

 

帰りは距離節約のため鶴峠を経由して上野原までショートカット。

鶴峠は標高850mのコンパクトな峠だけど、峠の直前は線形が直線的で結構斜度がある。

上野原側は集落の間を走る道で、長い距離をかけて少しづつ標高を下げてゆく道。結構距離がある。

 

上野原から藤野まで走り、藤野駅を過ぎたら右折して藤野やまなみ温泉方向に走る。

藤野やまなみ温泉で休憩。

牧馬峠方向に下って、牧馬峠には行かずに津久井方向に走る。

城山町市街から橋本方向に抜けてR16を通って自宅まで。

走行距離190km。