Connected with wire

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スカパー!が我が家に再度降ってきたその日の夜、ついでにLANのケーブル敷設もやってしまうことにした。
我が家は配線工事の時点で予め各部屋にCD管というフレキシブル管を通してあって、有線LAN環境を構築できるようにしてあったのだが、多忙のため後回しにしてあったのだ。

余談だが、このCD管敷設工事は建築請負契約の見積外の工事だというのを後から知って、つい最近工務店から6万の請求書が届いた。内訳はCD管敷設工事が\10,000/1部屋で50,000、スカパー用の同軸ケーブル敷設が\7,000くらい。

さらに余談で、NTT東日本の電話工事に来てくれた担当者は、各部屋からCD管が集中するダイニングのコンセントボックスを見て、しきりに電気屋の仕事を褒めていたそうだ。

閑話休題。とりあえず、テストも兼ねて、ダイニングと書斎の間に配線することにした。

資材は事前に用意していた。
ケーブルは近所のヤマダ電器で購入したエレコム製カテゴリ5EのUTPケーブル50m。両端のコネクタはいらなかったんだけど、コネクタ無しは100mの商品しか置いてなかったので、とりあえず手ごろなこの商品にした。

続いてRJ45コンセント、商品名「情報コンセント」はナショナルのNR31309P。家庭内LANがメジャーになってきて、この商品の存在もメジャーになってきていはいるんだけど、普通の電気店には置いていない。

秋葉原に足を運ぶか、愛三電機の通販を使うのが通常。と思っていたら、近所のユニディに置いてあるのを確か先週ぐらいに発見。そいつをとりあえず6個購入。ちなみにほぼ定価。やっぱ普通は愛三電機の通販を使った方が良いかも。

あとはナショナルのフルカラー用コンセント固定金具を3枚。「フルカラー」というのは、ナショナルのコンセントプレートのシリーズ名らしい。他には「コスモ21」シリーズとか、バリアフリー用の大きめスイッチのシリーズとか。

ちなみに、ダイニングの各部屋からのCD管を集めているコンセントボックスには穴無しのフェイスプレートがはめこまれていて、全部屋分の情報コンセントを設置した暁にはここに5個もしくは6個の情報コンセントが顔を出す予定。
よってボックス3個分の幅に、6つの穴が開いているフェイスプレートが必要なんだけど、これはユニディでは見つからなかった。取り寄せは箱単位っぽい。これは後日他の店で探すことにする。

資材が揃ったところでいざ結線。

ダイニングと各部屋を繋ぐCD管には予め針金が通されていて(呼び線とかいうらしい)、これにケーブルを結びつけて、反対側から針金を引っ張ればいい。

Webで情報を探してみたが、この作業はケーブル送り側と針金引っ張り側の2人の人手が必要なようなことを書いているところが多いが、あいにく現在期待できる人手は妻のみ。しかも子供と一緒にもう寝てる。

仕方ないので一人でやることにする。
まず2階でケーブルの先に針金を固定し、引っかかり防止にビニールテープを巻きつける。ねじれ防止のために部屋中にケーブルを解いておいて2階の準備完了。
続いて1階側から針金をそろそろと引いてみる。ていうか軽い手ごたえで結構スルスルと引ける。
途中1度引っかかって2階に登ってみたが、ケーブルがねじれていただけで、その後はスムーズに遂にケーブルが開通。

針金を固定した根元からケーブルを切断してしまって、続いてコネクタの取り付け。
実は作業自体は大して難しくない。多少細かい作業だが、リード線を使った工作が出来る程度の手先の器用さがあれば問題ない。
ホントはUTPケーブルの中を通るより線の「より」を戻す回数だとか、気にしなければならないことはあるんだけど、それもそんなに難しい作業じゃない。

以下は製品に入っている説明書を見ながら作業。
まずUTPケーブルの被覆を60mmほど剥く。この「60mm」は実は適当で構わない。
続いて4組あるより線の「より」を戻す。被覆から露出している部分の10mm先から、15mmくらいを、2本の線が平行になるようにする。

ちなみに、製品パッケージの裏には、レバーに固定する際の線の色の順番が2種類印刷されている。T568AとT568B。ケーブルの色の並びの順番らしくて、大抵はケーブルに印刷されている記号を見れば、そのケーブルがどっちなのか分かる。
ケーブルにもし印刷されていない場合も、両端で色の順番が同じならばたぶん問題は無い。

買ってきたケーブルは568Bだったので、指定の通りにレバーに線を固定してゆく。
8本の線がレバーに固定できたら、そのレバーを本体に差し込んで、テコの原理でレバーを倒し、線を圧着する。
ここで余った線を切る必要があるんだけど、できれば先の細いニッパがあると良い。

結線が出来たらコンセントを固定金具に取り付けて固定、さらにコンセントボックスに固定。余ったケーブルはコンセントボックスの中でぐるぐる巻く。あんまりケーブルを巻くのは良くないし、ていうかコンセントボックスの中は狭いので、壁の中に逃がす構造になってなければ、せいぜいケーブルの余裕は15cm程度にしておいた方が良いと思われ。

そしてドキドキの接続テスト。とりあえず1階はADSLルータと壁コンセントを直でつなぎ、2階は壁コンセントからハブへ、さらにPCと無線アクセスポイントへ接続。
見事1発、ハブのリンク表示と100M表示のランプが点灯。
念願のPCからワイヤード接続に成功!

さらに余った無線LANアダプタをCoCoonに接続。どうせCoCoon用にもすぐに有線LANを敷設する予定なんだけど、これでCoCoonもネットワークに接続された。

ちなみに今ADSLモデムは4.2Mぐらいでリンクしてる。