ビデオリサーチ

我が家はビデオリサーチのインターネット接触調査、いわゆるインターネット視聴率のパネルユーザーだったんだけど、先日登録を解除した。

理由は主に調査ソフトがあまりに出来が悪くて、使用上支障が出ていたということ。
PC買い替えのタイミングとか、OS再インストールのときとか、調査ソフトをインストールせずに放っておいたら、ビデオリサーチから連絡が来たのでついでに登録解除した。

この声がビデオリサーチの調査ソフト開発者の耳に届くとは思わないけれど、電話口で言いたいことも言わずにこんな世の中じゃポイズンだったので、ここに書いてみよう。

調査ソフトはJavaで書かれていて、インストールするとスタートアップに登録される。J2SEの起動も重なって、それなりにCPUパワーのあるPCでも起動時間が大幅に延びてしまってちょっとウンザリだ。

また、調査ソフトは自分自身をInternet Explorerのプロキシに登録する。IEのプロキシを変更しても、再度自動的に登録する。HTTPヘッダのURLを監視する仕組みらしい。
その方式自体は別に構わない。ただブラウザを多数開くとページの読み込みが止まることが稀にあった。セッションの管理がマズいのか、プロキシとしての性能不足なのか。

また、自分のPCはごくまれにVPNで会社に繋ぐことがあって、その際には社内のプロキシを通す必要がある。機会はそんなに多くないとはいえ、その度に調査ソフトのプロセスを終了させて、プロキシ設定を変更する必要があるため、少々面倒だった。

ビデオリサーチのインターネット視聴率調査は過去に一度運営会社が変わっていて、その際に調査ソフトもまったく別物に変わっている。以前の調査ソフトは上記に挙げたような不具合というものはなかった。

JavaアプレットでSocketを触るソフトウェア、特にHTTPプロキシを作るのは結構簡単なのだけど、安易な方式に逃げたというか、結果あまり出来が良くないように思えた。

ビデオリサーチからは数ヶ月に一度の謝礼、確か今は6ヶ月に一度2,000円の商品券が届くのだが、調査ソフトの出来さえ良ければ双方ハッピーでいられたはず。我慢の対価としては安く思えたので、結局登録解除という結果になってしまった。