冥王星の話

「これまで覚えたことが無駄になる」

これは、今夜のニュース23にて、IAUの新たな「惑星」の定義に関するニュースに対する、市民の反応インタビュー。
放送する側の、「誤解している市民」の反応をピックアップしているような意図が見えてちょっと不愉快なんだけど、まぁインタビュー受けてる本人も、冥王星について覚えたことなんて名前と海王星の次、ってことぐらいだろう。大げさな。

冥王星が無くなるわけでも無いし、太陽系の仲間はずれになるわけでもない。
天文学上の分類や定義を決めた、っていうだけの話であって、歴史や文化の上での冥王星は何も変わらない、ってことをマスコミはちゃんと報道に含めなきゃ。円周率が3、ってぐらいにミスリードな記事が多少なりとも見受けられる。
今年度と来年度は教科書の修正が間に合わなくたって、話題が増えたぐらいに思ったらいいじゃないか。
冥王星はいつ発見されたのか、なぜ当時は惑星ということになったのか、なぜ惑星と呼ぶにはふさわしくなったのか、観測技術の発達、そして冥王星の外側の様子。今回のニュースで知り得たことは多い。宇宙ヤバイ