Amiga in a Box "Setup"
"Amiga in a Box" (=AIAB)をセットアップしてみた。
"AIAB"とは、WinUAEで動作するWorkbench環境に、フリーなツールを組み合わせて使いやすいデスクトップに仕上げたパッケージ、というべきか。
"r10b"でillegalなファイルは排除した、とは言っているので、一応権利的にクリアになるように努力はしているようだ。
前回の紹介でも触れたとおり、当然Kickstart ROMは必須。
またAmiga OS 3.0もしくは3.1のadfイメージも必要。
今回、最新版のAIAB r10.5の動作にチャレンジした。
zipファイルを解凍すると、WinUAEのconfigurationファイルと、Workbenchのシステムディスクディレクトリが入っている。
Workbenchは全てが入っている訳ではなく、セットアップの中でAmiga OS 3.xのFDからシステムファイルをごっそりコピーすることでやっと動作できる状態になる。
WinUAEの設定は、AIABのアーカイブに含まれている設定ファイルを使用した。
Hardware/CPU
上の設定はデフォルト。
Hardware/Chipset
これもデフォルト。
hardware/ROM
Amiga ForeverのROMを指定する。
ここは"amiga-os-310.rom"を使う。Cloantoのカスタマイズが入っている"amiga-os-3x0.rom"ではWorkbenchが起動しなかった。
Hardware/RAM
とりあえずデフォルトで。
RTGのスクリーンを使うので、RTGメモリを割り当てないとsetupに失敗する。
とりあえず"\WinUAE\Harddrives\Workbench"がDH0としてマウントされていれば問題無い。
AIABに含まれているconfigファイルでは"Applications"と"HD-Games"というディレクトリもマウントされいているが、追加パッケージを解凍しないと中身は空っぽ。
Host/Display
個人的にはフルスクリーン表示より、最初ウィンドウ表示が好みなので、このような設定にした。
以下セットアップ。
最初のブートでは、AIABセットアップのスクリプトが実行される。
F12を押して、WinUAEのプロパティを出して、DF0にWorkbench 3.1のadfをマウントする。
まずは画面サイズの指定。分からなければ"800x600 16bit"にしろと書いてある。
キーボードマップの指定。"American"を指定。
Workbench上のアイコンのスタイルを指定。"Cat_i PNG icons (new)"を指定した。
Return押して続く。
マウスホイールサポートの有無を指定。"Yes"を選択した。
GUIスタイルを指定。"AIAB-OS4"にしてみた。
Start Menuのスタイルを指定。"AmiStart (new)"にしてみた。
ホストのCD-ROMドライブをマウントするかどうか指定。後でどうにでもなるので、"No"を指定。
セットアップ完了。リブートするとWorkbenchが起動する。
スクリーン下にタスクバーが表示されていたり、かなりWindowsライクなデスクトップになっている。完全に好みの問題だろう。