家庭内ファイルサーバーという考え方
極端な話、"Server"の概念を根本から崩してしまうが、"Home"用途であれば常時通電している必要は全く無いワケだな。
自宅に2台以上のPCがあるので自動的にファイルのバックアップやコピーを保存してくれて、たまに時間のかかる作業をするときは昼夜電源入れっぱなしでも気にならないPC、が欲しいだけなんだな。
「自動的にファイルのバックアップやコピーを保存」する用途としては、我が家の場合、
- iTunesライブラリの自動バックアップと共有
- 「マイドキュメント」のPC間共有とバックアップ
- デジカメ写真ファイルのバックアップと共有
が主な用途。
RoboCopyを使って、適当な時間にWHS上の共有フォルダとローカルのファイルを同期している。SyncToyも試してみたが、RoboCopyの方が条件の指定が柔軟なので、やっぱりRoboCopyを使っている。
まだ試してはいないが、My Documentsをマッピングした共有フォルダ、という使い方もギガビット対応NASなら現実的かもしれない。
「昼夜電源入れっぱなし」の用途としては、
「ロック音でラジオ録音」は最近までPentium II 450MHzの古いノートPCでやってたんだけど、録音中にMP3ファイルがノイズだけになる現象に悩まされていた。
VH7PCとの接続なのか、バッファやエンコードの問題なのか結局分からなかったのだけど、WHSマシン(Celeron 326のキューブPC)に移行してから、ぱったり解消した。
どうも、CPUパワーが足りなくて、lameのパイプ経由エンコードが間に合ってなかったらしい。
で、WHSマシンを必要なときだけ電源オンしておくために、もしくは電力の消費を最小限に抑えるためにはどうしたらよいか?
- 「電源オプション」でHDD停止までの時間を比較的短時間に設定
- 「電源オプション」でサスペンドもしくは休止の時間を設定
「電源オプション」で指定したステートに移行する条件は、以下のKB参照。
http://support.microsoft.com/kb/899975/ja
CPUやディスクの性能があまりに高くて、しかも動かしておきたいプロセスの負荷があまりに低い場合、望まないサスペンド/休止状態への移行なんてこともあるのかも?
- Wake On Lanの設定と、マジックパケットを送信するツールを用意
SD32G5はギガビットLANインターフェースとしてMarvel Yukonチップを搭載しているので、WOLを有効にするための設定はデバイスマネージャから可能。WOLを有効にしておけば、必要な時に遠隔起動させることができるようになる。
マジックパケットを送信するツールはいろいろ試し中。コマンドラインツールの方が、タスク実行など融通が効いていてよい。
- フォルダ同期を活用
XP Professionalならフォルダ同期をうまく使う。でもダイニングに置いてあるノートPCはXP Homeなんだよな。
先に挙げた「My Documentsをマッピングした共有フォルダ」として使う場合、やはりフォルダ同期機能が無いとやってられない、と思う。