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Windows Home ServerのシステムディスクとしてWD20EARSを使ってみる。(ちゃんと検証編)

以前Windows Home ServerのシステムディスクにWD20EARSを使ってみたら実用に耐えないほど遅かった件 - yaboratoryの野暮研という記事を書いたがベンチマークがうまく取れてなかったり、現時点で事情が変わったりしているので追試してみた。

WDC WD10EADS-00M2B0の場合

まず1TBのWD Caviar Greenシリーズ「WD10EADS-00M2B0」を使って、非AFTなHDDのケースを確認。

WHSインストール直後、msinfo32.exeの情報。

Partition	Disk #0, Partition #0	
Partition Size	20.00 GB (21,476,173,824 bytes)	
Partition Starting Offset	32,256 bytes	
Partition	Disk #0, Partition #1	
Partition Size	911.50 GB (978,717,841,920 bytes)	
Partition Starting Offset	21,476,206,080 bytes	

Windowsから見える論理1セクタ=512 bytesなので、最初のパーティションのオフセットが「32,256 bytes」=63セクタから始まっている。

CrystalDiskMarkの値。

f:id:yaboratory:20110123152746j:image

今となっては…という値だが、特段遅いというわけではない。

WDC WD20EARS-00MVWB0 Align未調整

続いて2TBのWD Caviar Greenシリーズ「WDC WD20EARS-00MVWB0」。現時点でAFTなHDDで最もポピュラーなケース。

WHSインストール直後、msinfo32.exeの情報。

Partition	Disk #0, Partition #0	
Partition Size	20.00 GB (21,476,173,824 bytes)	
Partition Starting Offset	32,256 bytes	
Partition	Disk #0, Partition #1	
Partition Size	1.80 TB (1,978,911,889,920 bytes)	
Partition Starting Offset	21,476,206,080 bytes		

これも最初のパーティションのオフセットが「32,256 bytes」=63セクタから始まっている。

CrystalDiskMarkの値。

f:id:yaboratory:20110123152748j:image

ランダムWriteが遅い傾向。

WDC WD20EARS-00MVWB0 + WD Align 1.0.0.316

すぐにWD Align Utilityの実行。
ブートCDから実行するために、Acronis版を使う。

http://download.wdc.com/advformat/AcronisAlignTool_s_jp_316.exe

をダウンロードして別PCで一旦インストール。Boot CD builderを使って作成したブータブルCDイメージをCD-Rに書き込んで、WHS PCで起動。

WD Align実行後のmsinfo.exe。

Partition	Disk #0, Partition #0	
Partition Size	20.00 GB (21,474,836,480 bytes)	
Partition Starting Offset	1,048,576 bytes	
Partition	Disk #0, Partition #1	
Partition Size	1.80 TB (1,978,912,473,088 bytes)	
Partition Starting Offset	21,475,885,056 bytes	

「1,048,576 bytes」=2048セクタから最初のパーティションが始まっている。

CrystalDiskMarkの値。

f:id:yaboratory:20110123152749j:image

これで正常。

一旦考察

以前Windows Home ServerのシステムディスクにWD20EARSを使ってみたら実用に耐えないほど遅かった件 - yaboratoryの野暮研を書いた当時はWD Align後もデスクトップの動きが明らかに遅かったし、ベンチマークの値も明らかに異常だった。

上記の結果を見る限りは、Windows Home ServerでWD20EARSをシステムディスクとしてインストール後、WD Align Utilityを実行すればパフォーマンス的には問題ないという結論を出さざるを得ないんだけど、当時は何がおかしかったんだろう?

ということで、当時の条件で再試してみた。

WDC WD20EARS-00S8B1

WD20EARSはプラッタ容量が2種類あって、「WD20EARS-00MVWB0」は現行の667GBプラッタ、「WDC WD20EARS-00S8B1」はWD20EARS登場当初の500GBプラッタ。

WHSインストール直後、msinfo32.exeの情報。

Partition	Disk #0, Partition #0	
Partition Size	20.00 GB (21,476,173,824 bytes)	
Partition Starting Offset	32,256 bytes	
Partition	Disk #0, Partition #1	
Partition Size	1.80 TB (1,978,911,889,920 bytes)	
Partition Starting Offset	21,476,206,080 bytes

CrystalDiskMarkの値。

f:id:yaboratory:20110123232643j:image

ランダムwriteの値はWD20EARS-00MVWB0のAlign未調整よりさらに遅い。

WDC WD20EARS-00S8B1 + WD Align Utility buid 122

WD Align Utilityにも古いバージョンが存在する。
当時ダウンロードしたのは「align122.iso」というファイル名でブータブルCDイメージが直接配布されていた。

これを使ってAlign調整してみる。

msinfo32.exeの情報。

Partition	Disk #0, Partition #0	
Partition Size	20.00 GB (21,474,836,480 bytes)	
Partition Starting Offset	1,048,576 bytes	
Partition	Disk #0, Partition #1	
Partition Size	1.80 TB (1,978,912,473,088 bytes)	
Partition Starting Offset	21,475,885,056 bytes	

これはOK。

CrystalDiskMarkの値。

f:id:yaboratory:20110123232644j:image

取り立てて遅いわけではない。
シーケンシャルはWD20EARS-00MVWB0には負けてるけど、むしろランダムwriteは速いくらい。

デスクトップの操作の感じも特に違和感は無い。

考察

というわけで、「実用に耐えないほど遅かった」とは言えず、とくに問題無いとしか言いようがない。

厳密に言えば、前回とは環境が異なるので、何らか条件があるのかもしれない。

以前はG33/ICH9RのマザーボードWindows Home Server PCとして使っていたが、今回テストに使ったのはP45/ICH10Rのマザーボード

時間があったらICH9Rのマザーでもやってみる。