奥多摩周遊道路→松姫峠

土日祝日に1日がかりのサイクリングができることは滅多に無く、これまでほとんど平日に休みをとって出かけていました。

予定外に日曜まるまる一日を自分の予定に使えることになって、次回サイクリング用に計画を温めておいた、奥多摩方面に行ってみることにしました。

 

奥多摩方面は自動車でも滅多に行くことはない、妻と結婚前に日原鍾乳洞に行ったことがあるぐらい。土地勘は全く無いです。

当時は五日市と青梅を通ったような気がする。

地図を眺めていたら、R411を通って奥多摩湖まで行くなら青梅が起点、奥多摩周遊道路を通るなら武蔵五日市が起点になるらしい。

今回はヒルクライムコースで有名な奥多摩周遊道路を通るために、R129を橋本まで、そこから町田街道、高尾街道、秋川街道を通って五日市まで行くことにしました。

 

R129までは宮ケ瀬方向に行くときのいつもの道、座間の座架依橋を通ります。

R129は舗装がデコボコで好きな道ではない、かといって並走する県道も市街地を抜ける信号の多い道ばかりなのでイマイチ。

厚相バイパスは自転車走行禁止ではありませんが、自動車の速度は高いし、今の季節は路肩の雑草がかなり路上にはみ出しているのであまり左に寄れません。

 

橋本五叉路の先、八王子バイパスの手前から町田街道を走ることにしました。

自動車の交通量は減りますが、道は狭いし信号は多いし、後続車に気を使いながら走行。

 

高尾山の近くまで来ると、大学のキャンパスが多いエリアに入り、アップダウンは多くなるものの、路肩が広くなって非常に走りやすい。

 

高尾駅を過ぎて、元八王子という地名のあたりは更に路肩が広がり、狭い車線になっている。たまたまこの時間は路上駐車もなく自転車にとっては非常に快適だ。

 

秋川街道に入ると市街地から離れてちょっと田舎っぽくなる。

 

五日市の市街地に入るとコンビニが右側に2件ほどある。以降補給場所は自動販売機ぐらいしか無いらしいので、ここで食料を調達しておく。

 

コンビニを出るときに年齢層の広そうな6台のロードバイクが一列で走っているのが見えた。ガチっぽく無いのであれに付かせてもらおう。

 

自分のバイクは実用性無視、自己満足と雰囲気重視のブルホーン+DHバーなので、集団走行には向いていない。基本的に単独走。

たぶん後ろにこんなバイクに付かれたらイヤな感じがするだろうから、路上で先行車に追いついてしまった場合は同じような速度ならかなり距離を保つことにしているし、速度差がありそうなら無理してでも追い越す。

 

檜原村役場まではゆったりとしたアップダウンが続く。

役場近くの橘橋を左折すると、ちょっとだけアップがきつくなる。

極端な急坂は無く、ゆったりじわじわ登る感じ。

 

しかし周遊道路のスタート地点(以前の有料道路時代の料金所)はどこなんだろう、とにかく距離が長い。

また、腰を下ろせるような休憩地点がほぼ無い。

数馬の湯と、その先のバス停でちょっと休憩。

 

九頭龍というところを過ぎたらようやく「奥多摩周遊道路」のゲートに到着。

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ヒルクライムの大会も開催されるコースなので、道幅は広く、路面も整っている。

斜度はそこそこ、あんまりガッツリコギコギしなければならない場所は少ない。

休日のせいか、やたらバイクが多い。

 

途中乗客をたくさん載せた路線バスが数台追い越してゆく。

都民の森に到着してみると、さきほど追い越していったバスの乗客らしい、たくさんの登山者、トレッキングやトレイルランの人たちが準備をしていた。

駐車場の奥にロードバイク用のラックも用意されている。

ここでカレーパンを食す。

 

都内の道路最高地点である風張峠はもう少し先。

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 ちょっとした駐車場の反対側にこんな目印があるだけなので、見逃してしまいそう。

 

峠から奥多摩湖方面はひたすら下り。

さっきまでせっかく登ってきたのが勿体無くなるくらい、湖まで一気に下る。

しかも湖までは結構距離がある。道を間違えたんじゃないかと心配になるくらい、かなりしばらく下る。こっち側から登るのも面白そうだね。

 

湖畔まで下りてきて、国道139号と交差する端の手前で少し休憩。

橋を渡ったら小菅方向に左折します。

まだ午前中であったが、一旦体をリセットするために小菅の湯で少し休んで、昼食を採る。

トレイルランの大会をやっていて、小菅の湯を出たときにちょうど1位の選手がゴールしていた。

 

小菅の湯を出発してしばらく、道路工事をやっていた。

松姫トンネルというのができるらしく、その小菅村側の出口との接続の工事らしい。

またこのあたりに上野原への分岐があります。そっち方向には鶴峠というこれまたヒルクライムで有名な峠がある。

 

このあたりから本格的な上りが始まります。

とにかくずっと登りっぱなし、ちょっと下りや平坦路すら無い、GarminのElevation(標高)とTotal Ascend(獲得標高)が完全同期している。

ずっと6%から8%ぐらいの登りが続くが、峠が近づくと10%近くの登りが何箇所か現れる。

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峠で上野原に住んでいるという方とちょっと話をした。

ちょっと下ったらP3にエアロヘルメットで登っている人とすれ違う。

その後ミニベロで登っている人、クロスバイクで登っている人ともすれ違う。

 

印象的なのは、峠近くで合った人、漏れなく思わず互いに笑顔になってしまうことだな。あまりこんな経験無い、とにかく達成感のある峠。

 

下り途中のダム管理センターで休憩。

さらに下ってR20の出口あたりに猿橋という景勝地があったが、その時点ではよく分かってないので通りすぎてしまう。

 

上野原あたりで後輪パンク。さっき踏んだ大きめの石のようだ。疲労が溜まってきて、路面の状況に無頓着になってきている。良くない兆候だ。

先日葉山でパンクしたとき、CO2インフレータを使ってエアを入れた後、バルブエクステンダを外そうとしたら、チューブのバルブコアごと外れてしまったため、今回はこれまで教訓を生かしつつ慎重に、迅速に作業する。

エクステンダはTopeak製。普段は外してツールボックスに入れている。エクステンダは必要以上に締め込まなくても空気は漏れない。

CO2ボンベ用のインフレータはTNI製を使っている。バルブに締め込んで空気漏れを防ぐ構造。 

 今回は失敗も無く、念のためエクステンダは付けっぱなしで走り始めます。

TNI CO2 ボンベセット(バルブタイプ)

TNI CO2 ボンベセット(バルブタイプ)

 

 

209km、獲得標高3,100m。

早めの休憩が効いたのか、後半もダレずに走れた。

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