ふじあざみライン→須走口五合目2,000m
ここ1カ月はふじあざみラインにチャレンジするために、富士登山口の天気予報と常ににらめっこしていました。
富士山須走口5合目の天気 - てんきとくらす [天気と生活情報]
「てんきとくらす」というページを見ていますが、標高の低いところでは天気が良くても、2,000m付近が強風の予報だったり、なかなかコンディションの良い日と休日のタイミングが合いません。
当日の天気予報も須走口2,000m付近は風速10mの西風で正直自転車にはキツイ予報でしたが、午後は風速も落ち着く予報だったので、天気の回復を祈りつつ、チャレンジしてみました。
現地までは体力を温存するために、比較的高低差の少ないR246コースで小山町まで走ります。
「名古木」の交差点を秦野市街地方向からガチっぽいロード乗りが2台ヤビツ方向に走っていったけど、オレはここはスルー。
松田町から先のR246は自転車走行禁止の区間が多く、それでなくても大型車のペースが速くて危険なので、並走する県道をうまく使って小山まで行きます。
谷峨から小山までの区間は逃げ道が無いので仕方なくR246を走ります。
上り車線はまだ路肩がゼブラになっている区間が多いのでまだマシなんだけど、下り車線はセンター側がゼブラになっていて、路肩にほとんどスペースが無く、本当にこの区間を走るのは嫌い。
小山町市街地からは、富士スピードウェイのそばを通る道を通って道の駅須走に向かいます。
この道は路幅も広くて舗装も綺麗で走りやすいのですが、地味に登りが多かった。
道の駅須走の地点で標高800mぐらいあるので、そこまで登る必要があるからだね。
道の駅須走で少し休憩した後、ふじあざみラインに入って、まずは直線の登り坂から始まります。
実は30TのTIAGRAのカセットスプロケットが入っているつもりだったのですが、ちょうも変な感じがして確かめてみたら、25Tの105のスプロケが入っていました。
どうりで大したことない登りでもインナーローに入れたくなるギアだったんだ。
一瞬登れない予感がしたけど、せっかくここまで来たんだし、とりあえず登れるところまで行ってみましょう。
鳥の絵が描かれた壁のある「凸凹山」まではほぼ直線、7%ぐらいの登りが続く。
左にカーブしてここからつづら折りの始まり。
つづら折りになるので一瞬斜度は緩む。この辺りはまだ路面は綺麗で走りやすい。
ちょっとだけ下りの現れる「馬返し」と呼ばれる地点から道幅が少し狭くなり、斜度は本気を見せる。
見慣れたはずの富士山がずいぶん近くに見える。山肌の細かい岩石も露わに見えて、ずいぶん雰囲気が違う。
ふじあざみラインは7月~8月の登山シーズンはマイカー規制が行われ、タクシーとバス、2輪車しか走行できない。
既に10月も末なので、一般的な登山シーズンは過ぎており、自家用車の交通量もまばら。ワイディングロードを走りたいバイクは舗装の整ったところだけ走りたいのか、馬返しのあたりで引き返す。
交通量の無いことをいいことに、対向車線まで目一杯使って蛇行しながら走る。
マップを見て、馬返しからカーブを11個越えたら五合目であることを確認して、一つ一つカーブを数えながら登る。
11個のカーブのうち、半分を過ぎた頃から、極端な激坂が徐々にゆるやかになる。
11個目を越えようとした時、突然富士山の姿がまた目の前に現れて、唐突にゴールに到着した。
五合目の山小屋はこの時期まだ営業している。
五合目まで来ること自体初めてなので、家族にお土産でも買っておこうかね。
正直、富士山グッズはどこでも買えそうなものばかりなので、「五合目」であることがわかるグッズを選んで購入。
茶屋のあるところより高い位置にある駐車場で何枚か写真を撮って、ダウンヒル開始。
フリースのジャージとウィンドブレーカーを着込んでゆっくり下り始めます。
落ち葉はまだまばらでそれほど路面の状態に気を遣わなくても大丈夫だったけど、少しブレーキが甘いと途端にコースアウトしそうになる。
凸凹山の先の直線下りは路面もキレイで70km/hぐらい出たけど、よく考えたらコレ怖いね、感覚がマヒしてる。
165km、累積標高2,913m