足柄幹線林道→長尾峠→足柄峠
今シーズン中に富士登山口に登るのが一つの目標で、とりあえず自走で一番距離の短い須走口まで登りたいと思っていました。
…実は須走口は富士山登山口の中で、自転車ヒルクライムには一番過酷らしいという。
次の休みに計画していたのですが、どうも天気が思わしくない。
地上は晴天なのですが、標高2,000mでは風速15mという予報で、これはちょっと無理かもね。
そもそもロープロファイルで軽いホイールを持っていない。
FCRに付属するホイールと、Shimano RS21とCampagnolo Bullet 80。前者2つはいわゆる鉄下駄。たぶんBullet 80が一番軽い。
Zondaとか買っておいた方がいいのかな、そしたら30Tのスプロケはヒルクライム用ホイールにつけっぱなしに出来るな、とか考えつつ、次の休みは須走口は諦めることにしました。
次の候補は東京湾一周(2回め&反時計回り)か、西伊豆。
東京湾一周の反時計回りは午後に都心&横浜を通ることになるので、平日はやめたほうが良いかもね。盆休みとか正月がいいんじゃないのかな。ということでこの案は却下。
西伊豆は距離が長いけど、天気が良ければ駿河湾沿いは気持ちよさそう。
ということで、西伊豆に行くつもりで就寝したのでした。
…。
4時起床の予定が5時起床。妻が予定があって先に起きてたので、なぜかのんびりしてしまって6時出発。
この日はかなり風が強い。南西の風のせいで、R1に出るまでにかなりスタミナを奪われてしまった。
小田原に着いたのは午前8時頃。これは西伊豆まで行くのは厳しいかもね。
帰宅が夜になっても良いように、ライトとスペアバッテリーも持ってきたけど、これは体力が持たなそうだ。
予定外だったが別の機会のために計画していた足柄幹線林道を通るコースで行くことにします。
ちなみにコースの計画はGarmin Connectのコース機能を使っています。
デバイスはGarmin Edge 500なので、コースを転送してナビ的に使うことができません。でもルートナビよりはGarmin Connectの方が好み。
結局コースを作って、要所を記憶して、現地で地図を見ながら走るので、あんまりGarmin Connectを使う意味がありません。
Garmin ConnectはiOS用アプリがあって、作ったコースを見ることが出来るのですが、現在地表示はできません。
できたらいいな、と思っていたのですが、現在地表示ができたらGarmin Edgeの存在意義が無くなっちゃいますね。仕方ないか。
R1から小田原城の周辺道路に入り、小田原城とJRの間の「青橋東側」からJRを越えて、小田原厚木道路の荻窪インターを目指します。
荻窪インター入り口を超えるといきなり激坂の登場。
まもなく「こどもの国わんぱくらんど」のそばを通ります。ここは以前来たことがあるぞ。
足柄幹線林道の入り口は結構わかりづらいのですが、この「わんぱくらんど」に行ったことがある人ならば、実は分かりやすいんですね。わんぱくらんどの駐車場をスルーして、そのまま真っすぐ進めばよいのです。
わんぱくランドのちょっと先、ゴルフ練習場、老人養護ホームと学校の先に林道の通行止予告版があります。
久野林道との分岐の前後にキャットアイが数箇所あります。
小田原側から上った向きには予告版がありました。F-ZEROが得意な人でもロードバイクこの隙間を通るのは無理っぽいな。路肩に避けましょう。
久野林道との分岐点。つづら折りの途中で道幅がかなり広くなっています。
久野林道は通年車両通行止めのようです。地図では小田原市内方向に戻る道しかなさそうですね。
道なりに青看の「宮城野」方向に進みます。
青少年の家の先、登山道と離れる分岐のあたりが一番標高が高いようです。此処から先は下り。
R138に合流する手前、宮ノ下側のゲート。
R138は箱根裏街道と呼ばれる道。仙石原方向に行くには、箱根ガラスの森美術館のあたりまでお世辞にも走りやすいとは言えない登り坂が続く。交通量もそこそこ多く、また舗装の路面も荒れている。
乙女峠のトンネルの手前を左に曲がり、神奈川県道736号を通り、長尾峠を目指します。
途中木々の間から仙石原のすすき草原や、芦ノ湖がよく見えます。
長尾峠のトンネルを抜けて静岡県側からは富士山がよく見えました。
長尾峠からR138との合流地点までは日陰の多い木々の間を下って行きます。暑い季節も気持ちが良さそうだね。
東名御殿場インターまで降りて、東名沿いに足柄駅方向に走ります。
小山方面からの足柄峠までの道は、県道78号と県道365号の2通りがあります。
足柄峠から小山方向に車で下るときは、ほぼ県道365号の方を通ると思います。
分岐地点は県道365号の方が道なりで、道幅も広い。下りならは県道365号は常に富士山が見える道らしいのですが、どうやらこっちは日陰が無いようだ。
自転車の登りなら、夏場は県道78号の方がオススメです。こちらは日陰も多いです。
県道78号は「神奈川県境まで6.8km」の看板から始まり、何度も距離表示の看板が現れます。
3kmぐらいまではせいぜい6~7%ぐらいの斜度です。
ところどころ自動車ではすれ違い不可の鬱蒼とした日陰の道を登ります。
3km地点をちょっと過ぎたあたりで一旦下り坂になって、ここからこの上り坂の本境地。
10~12%の上り坂が続きます。
やがて峠近くになると登りがだんだん穏やかになって、足柄城址に到着です。ここは富士山眺望ポイント。
足柄峠はFCRを買った年、フラットバーからブルホーンバーに変えてから初めて登った峠でした。このときはまだペダルはフラペ。
当時は県境のあたりの茶屋まで行って引き返したので、城址があるの気が付かなかったな。
峠から南足柄市側の道は舗装が綺麗になっていました。
足柄峠から足柄街道を下って、久しぶりに「万葉うどん」に行ってみました。
家族と一緒で何度か行ったことがありますが、平日のランチタイムを外れた時間では客は自分一人。後からもう2組が来店していました。
155km、累積標高2,111m。