和田峠⇒鶴峠⇒松姫峠⇒風張峠
冬の間は平地ばかり走っていましたが、4月に入って最高気温が20度を越える日も多くなり、山の季節がやってきましたよ。
天気の良い日を狙って、奥多摩方面のコースを計画してみました。
計画時のコースは以下。
激坂と噂の和田峠はぜひ走ってみたかったし、鶴峠は小菅側から、奥多摩周遊道路は五日市側から上ったことがあるので、その逆コースもぜひコースに入れたかった。
松姫峠は両側から登ってるし、大月側がずっと通行止めで折り返しになるので、時間があれば行ってみる、という程度のオプションで考えてました。
出発
5時半起床の6時半出発。すでに外は明るくなっており、ロングライドのはずなのに出発は遅め。
厚木と海老名の間の相模大橋から相模川右岸の道、一部県道511号を走って津久井まで走りましたが、平日の通勤時間帯にここを走るのはちょっと失敗だったな。
土日の朝はここを数回走ってますが、平日は普通車も大型車も多いし、路肩も狭いので走りづらい。
なんとか耐えて津久井から県道48号、続いて町田街道を走ります。
拓殖大学のあたりから道路が広くなって走りやすくなります。
八王子霊園のそばを通る美山通りに入り、陣馬街道に分かれる交差点のコンビニで休憩と補給食の仕入れ。
今回のコースは途中にコンビニは皆無だし、平日で観光地の飲食店の類は期待できないことを想定して、ここで食料を買っておきます。あとリュックに結構大量にエナジージェル系を入れてありました。
陣馬街道
陣馬街道の起点は八王子市内の甲州街道との分岐ですが、この美山通りとの交差点までは市街地で、ここから先は田舎道っぽいはず。
この日は快晴で、緩やかな登りが続く街道は走ってて非常に気持ちがよい。走ってて気持ちが良い道は止まるのがもったいないので、写真がありません。
陣馬高原下のバス停までは斜度もゆったりで、道も広め。そこから先は道幅がぐっと狭くなります。
山登りのご老人が多く歩いており、なんかやたら声をかけられまくる。
斜度が高いのはつづら折りのあたりからですかね。
でも「激坂!」とかよく紹介されているのはつづら折りの内側の写真なので、全体の距離が短いこともあって、ゆっくり登る派にとってはあまり激坂という印象はありませんでした。
基本的にずっとシッティングで登っていって、ダンシングが必要な個所は1箇所あったぐらい。
ここの峠の茶屋は自転車も有料であることは知っていたので、茶屋に用事は無かったのでそっち側には近寄らないようにして記念撮影。峠そのものは景色が良い場所では無いので長居する場所でも無いね、まだ先があるし。
上野原方面に下って、上野原のゴルフ場の間を通る道を走る。
上野原カントリークラブとレイク相模カントリークラブの間の道で、こんなふうに唐突に真正面に富士山が大きく見えました。
鶴峠
鶴峠は去年10月に1週間だけ松姫峠の大月側が開通したときに、帰りに通っています。
小菅村側から上る鶴峠は、確かに峠近くはつづら折りがありましたが、あまり峠っぽくないような印象でした。
ただ峠から先、甲州街道まではずっと下り基調だったので、上野原側から登るのはしんどそうだな、という予感は感じさせる道でした。
さて和田峠から上野原のゴルフ場近くの道を通ってこの辺は棡原(ゆずりはら)という地名です。ちょくちょく集落の間を通ります。
途中日向ぼっこ中のおばあさんが湧き水の場所を教えてくれました。
途中の公衆トイレと東屋があるあたりで休憩と補給。全体的に食料が足りなかったな、ちょくちょくエナジージェルを補給してます。
上野原側からの鶴峠ですが、集落がある度にアップダウンが結構あって地味に削られる、峠近くも一気に登って、この日は結構北風が強くて峠の間をビュービュー風が通り抜けており、峠っぽい。
小菅村からの登りとは、かなり印象が異なりました。
松姫峠
予定のペースからかなり遅れていたので、完全折り返しになる松姫峠に登るかどうか迷いましたが、過去2回は曇り空で富士山が見えず、今回は快晴で富士山が見えそうだったので、登ってみました。
松姫峠は3回目ですが、1回目に小菅村側から登った時は、峠までの距離感が無くて結構キツかったのを覚えています。
今回は距離感も分かっているので、結構楽に登れました。
途中の道から遠くにチラチラ見える白い建造物。後で調べたら、大寺山の頂上にある仏舎利でした。
松姫峠の小菅村側は7%~9%の斜度が延々と続く峠道で、路面は比較的整っています。
特に去年から大月側の道は通行止めとなっており、乗用車の交通量はかなり減っていると思われるため、自転車には走りやすい道だと思います。
松姫峠からの富士山。初めて見れました。
大月側は相変わらず通行止めです。
元々小菅村側と比べて大月側は路面の痛みが激しかったですし、去年の10月に1週間だけ開通した時点で2つのトンネル(旧松姫トンネル、白草トンネル)の照明は撤去されていました。
もう大月側は葛野川ダムの管理用などにたまに関係者が通るだけで、二度と一般車に開放されることは無いのでしょう。
小菅村を走る
小菅村はちょうど桜が満開の時期でした。空は快晴、ものすごく気持ちよく走れました。
風張峠
奥多摩湖の湖畔で休憩とちょっと補給。
風張峠は五日市側から登ったことはありますが、奥多摩湖側からは初めてです。
前回登った時の峠から湖畔までの長い下りの記憶から、登りは大変そうだな、という予感がありましたが、やはり大変でした。
スマホのマップを見ながらの登りでしたが、とにかく距離が進まない。
何度も休憩したくなる気分を抑えながら、風張峠に到着。
都民の森で休憩するも、時間が遅くてカレーパンが売り切れ。リュックの中に入っていたメロンパンを補給して、自宅までの帰路に備える。
ここで自宅までの経路を自転車ナビで検索したところ、最短距離で74kmという絶望的な距離。結構まだまだあるな。
気を取り直して走り出す。
でも実は都民の森から五日市市内までは20km以上ずっと下り坂。
対して漕がずに五日市市内に到着、帰路を再検索したら残り40km台になってたので、あと2時間くらい走ればよさそうだ。
時間は平日の帰宅時間帯。橋本から先のR16は片道2車線だけど、路肩は狭いし路面も荒れてるので走ってて疲れる。相模原駅のあたりは自転車レーンがあるのだけど、あそこはママチャリがふらふら、歩行者も飛び出してくるので、ロードバイクが走ってよいとこじゃ無いよね。古淵のあたりまで我慢しながら走って、あとは境川CRをのんびり走ります。
町田を過ぎたあたりでGarmin Edge 500がバッテリー切れ。都民の森からずっとバックライトが点きっぱなしだったようだ。
町田から先のGPSログが取れてないけど、おおよそ205km、累積標高は3,200mぐらい。