激安Windows 10タブレット

特に用途も思いつかないまま、安いというだけで中華なWindows 10タブレットを買ってみました。

購入したのはBanggood.comという中華ガジェットショップ。

www.banggood.com

 

Banggood.comからの購入方法などは以下の記事を参考に。

bicycle.kaigai-tuhan.com


海外通販は原則Paypalが使えるところしか使わないのですが、ここはPaypal対応していますので、トラブル遭遇時のリスクヘッジのためPaypal利用を推奨します。

クーポンを利用して9,078円で最新のIntel Atom x5-Z8300搭載のWindowsタブレットが手に入りました。

 

3/19に注文して、到着は4/9、ほぼ3週間かかっています。

最新は海外通販でも注文から到着まで数日ということが多いので感覚がマヒしていましたが、国際郵便だとこんなもんですね。送料無料だったし。

 

到着後、さっそく電源を入れてWindows 10をセットアップしてみましたが、途中で再起動してしまったWindowsセットアップが終わらないという事象発生。

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何度も見たこの画面…。

 

同じ製品のAmazonのページのレビューより、初期設定に失敗するケースがある旨が既に事例として多数存在するようです。

www.amazon.co.jp

 

当初サポートデスクとやり取りしてセンドバック対応をしてもらう予定だったのですが、一般にこの手のタブレットは内蔵HDD(eMMCですが)に回復パーティションがあって、そこから初期化ができると思い、Type-C USBハブとUSBキーボードを接続して、BIOS画面を起動、いろいろいじってたら詳細ブートオプションに入った!

これはWindows 7までの「F8」起動に相当するものだが、Windows 10の場合、F8起動は通常無効にされている。

Windowsが起動しない状態で、どうやってこの画面に辿り着いたのか全く不明。 

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Windows 10の初期化を実行したところ無事完了。

再起動後にセットアップを実行したところ、正常にWindows 10セットアップが完了しました。

ちなみに、BIOSはAMI製のやつが載ってますが、製品向けにカスタマイズを一切していないと思われ、かなり細かい設定までいじれるようになっています。

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USB Type-C

他の同価格帯の中華タブレットと比較して、この製品はUSB Type-C端子という点が一つのアドバンテージです。

USB Type-Cは、PD(Power Delivery)という、USBホスト機能と、USBを経由したデバイス本体の充電が同時利用できるという規格です。

これに対応したUSBハブはまだまだ数が少ないですが、既にその必要性を感じています。

 

一方で、Type-C端子のケーブルやハブはまだまだ選択肢が少なく、しかも価格がこなれていません。

PDには対応していないバスパワーハブを購入しましたが、2,499円でした。

同じAnkerのUSB3.0ハブ(A端子)だと半額くらいです。

 

 

ケーブルも高いですね。自宅用のほかに持ち運び用に一つType-Cのケーブルを購入しましたが、1,000円以上します。

 

PDの必要性についてですが、充電が必要なほど、長時間外部のデバイスを繋ぐことは無いと思ってPD非対応のUSBハブを買いました。

実際特に不便はしていないのですが、一つだけ、Windows 10の回復ディスクを作ろうとしたのですが、これがすんげぇ時間がかかる。

スリープしないように電源設定を変えて試しているのですが、バッテリーがどんどん減ってゆくので、この時ばかりはPD対応のUSBハブがほしいと思いました。

 

タブレットとしての使い勝手

この製品固有の話ではなく、Windows 10タブレットの一般的な使い勝手としての話。

iOSApple自身が作るハードウェアデバイス上の動作に限定されるので、インターフェースの使い勝手はデザインの範囲内ですが、WindowsAndroidタブレットはデバイスによって画面の大きさや解像度は異なるので、果たしてストレスなく使えるのか?という疑問がありました。

 

結論として、①iOSに比べて多少の慣れは必要とする、②ストアで配布されているWindows10に最適化されたアプリは快適だが、そうでないアプリは操作性に難あり、と思います。

 

まずiOSとの操作性に関する比較。

iOS、とAndroidもそうだと思うのですが、基本的に画面上のアイコンやボタンにタッチするときに、タッチする位置は結構無頓着でも大丈夫なようになっています。

Windows 10のタブレットモードの場合、タッチした場所が分かるように軌跡が表示されるのですが、そもそもタッチ位置が分かる表示がされるということは、タッチ位置を把握していないと操作しづらいケースがあるということです。

一部のアプリなど、タブレット利用を想定していない場合、ボタンが小さくて、かなり狙いを定めてタッチしないと思うように操作できないケースがあります。 

 

製品固有の話

全面パネルはアクリル製で、しかもコストの安いものを使っているようで、端の方が歪んでいます。

アクリル製なので傷防止のため保護フィルムは必須と思うのですが、パネルが歪んでいるために保護フィルムがうまく貼れないケースがあるようです。

そのため、もともと貼ってあるフィルムは怖くてはがせません。しかも気泡やホコリ入りはデフォです。

内部構造はほぼリファレンス基盤どおりでしょうから、コネクタとか、バッテリーとか、スイッチとか、そういった個別設計のコストカットの対象になりそうな箇所から壊れそうな気がします。

 

とはいえ、10,000円以下のWindows 10タブレットですから、品質が低いのは最初から承知。普通に使いたければ国産メーカーのモデルを買えばよいだけで、あくまで激安モデルをお遊びで買いたいなら最適でしょう。