巌道峠
道志村とかつての秋山村(現在の上野原市秋山)の間に巌道峠という激坂があるのを知って行ってみました。
国道413号(通称道志みち)と山梨県道・神奈川県道35号(四日市場上野原線)の間には道志山地が横たわっていて、行き来が自由ではありません。
それぞれ何度か走っていますが、四日市場上野原線からは一旦都留まで行って道坂峠を越えないと道志みちには行けません。
そういう主要道路の間をつなぐ細い道や林道を探すのが楽しみでもあるのですが、道志村久保の付近から秋山に抜ける道を見つけて、調べてみると途中に巌道峠という峠があるのを知りました。
具体的な入口については、こちらの記事を参考にさせていただきました。
Gooleマップで見ると、道志村野原のあたりから、秋山カントリークラブの南東を走って上野原秋山に抜ける道があるのが分かります。
しかしGoogleマップに載っているのは道志村側は新しくできた「野原林道」のみ。Googleマップのマイマップにあった巌道峠のマップはこの新しい野原林道の方です。
ロードバイク乗りの間で激坂として知られている「久保秋山安寺沢林道」はGoogleマップには載っていません。
古い記事ではこの久保秋山安寺沢林道は途中ダート路面だったそうですが、2017年4月現在全面コンクリートでした。
圓福寺を過ぎてしばらく走った右側に大きな屋敷があるので、久保秋山安寺沢林道も道路維持は続いているっぽいです。しかし野原林道ができて以来、こちらの久保秋山安寺沢林道は忘れられる運命にあるのでしょう。
肝心の入口ですが、青野原方面から走ってきた場合、久保のつり橋の先に入口があります。
久保のつり橋はトイレがあるのでご存知の方は多いはず。ここで休憩と補給、
少し走ると「みなもと体験館・道志久保分校」という分校跡が右側にあり、すぐ後に「圓福寺」の看板が見えたら右側の道が入口です。
よく見たら「巌道峠」の方向表示板もありますね。
スタートから峠まで足つき無しで頑張ったため、この区間写真は無しです。
何軒かの民家の間を過ぎた後、看板のあった圓福寺の参道が右手に見えました。
路面が峠手前の野原林道との合流地点までずっとコンクリートです。
落石や落ち葉が多めです。
またガードレールが無い区間がほとんどで、かつ道を外れるときつい斜度の崖なので、正直ソロ走行は勧めません。事故って意識を失ったら気付かれることは無いでしょう。
最も斜度のキツイ区間はGarmin読みで18%くらい。右膝が痛い。
11%くらいの区間に差し掛かるとなんとか楽できる、といった具合。
それでも全体の距離は短いので、なんとか心折れずに登れました。
2~3年前の記事では閉まっていたゲート。この日は開いていました。
この写真の奥が道志村側です。少し進むと野原林道と秋山久保安寺沢林道の分岐があります。
峠に到着。
秋山村側の安寺沢林道は一部エグい斜度があるものの、全体的には道志村側より穏やかな斜度であり、里山の中を走る結構良いルートだと思います。
安寺沢で見かけた方向表示板。
秋山から藤野の方を目指して走行中。急なにわか雨。
秋山を走っている頃からポツポツ予兆はあったので、「急な」というほどゲリラ的ではなかったのですが、結構な雨量だったので、牧野付近の廃業したガソリンスタンドで雨宿り。
雨レーダーで調べてみると、1時間ぐらいは雨雲が切れなさそうだったので、ちょっと先の藤野やまなみ温泉まで雨の中を少し我慢して走って、休憩することに決定。
藤野やまなみ温泉にはサイクルラックがあります。また館内の売店ではTeam UKYOのグッズが売ってます。
温泉に入った後、食堂で補給。
リフレッシュ後、藤野やまなみ温泉のすぐ横の下り坂を下りて牧馬峠方面に走ります。
FCRを買ってまだすぐ、まだフラットバーハンドルとフラットペダルの頃に初めて「峠」と名の付く峠を走ったのはこの「牧馬峠」。
その時は相模湖側から登りましたが、今回同じく相模湖側から登ります。多分3回目。こんなキツかったかな、この坂。
宮ケ瀬湖畔で休憩後、土山峠経由で楽して帰宅しました。
冬の間平地オンリーで怠けてたせいだな。距離と獲得標高のわりには疲れました。