神之川林道はハードな道でした。

シクロクロスバイクを購入したら是非行ってみたいと思っていた道のひとつ、犬越路林道と神之川林道に行ってきました。

犬越路隧道の道志側、神之川林道の様子は事前にWebで情報収集していたので、自転車で上りは無理(ほぼ押し歩き)と判断して、丹沢側からアプローチすることにしました。

丹沢湖方面に行くにはいつも伊勢原から大井まではR246、大井からは県道を駆使して走ります。

先月、渋沢と大井を結ぶ神奈川県道708号線の篠窪大橋が開通しているので、通ってみることにしました。

渋沢側からは下り坂になるのでスピードが出がちですが、

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篠窪の集落越しに富士山が見えました。景色を楽しみながらゆったり通りたい橋です。

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大井からはいつものとおり県道を駆使して谷峨まで。

この区間、R246の自転車走行禁止区間は新篭場

から庶子

までですが、この後の山北駅周辺から谷峨までの道も県道を通るようにしています。

道の駅山北でちょっと休憩してから丹沢湖へ。

丹沢湖を南北に横切る永歳橋を通って丹沢湖北岸へ。

中川温泉方面に進みます。世附(よづく)方面も是非行ってみたい。

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丹沢湖から北に延びる、時折キャンプ場が現れる道を進みます。

西丹沢ビジターセンターでちょっと休憩。

ビジターセンターから先は林道になります。

バウアーハウスジャパンというキャンプ場を過ぎた後、いつもの林道の警告板が犬越路林道の目印です。

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さて犬越路林道を淡々と登っていましたが、なかなかトンネルに到着する気配がない、結構上ってるのに。

後から調べたら、犬越路峠は1,000m越なんですね、結構標高ある。

途中の休憩所で一度休憩して、やっと犬越路隧道に到着。

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犬越路隧道完成記念碑の反対側が盛大に崩落していますが、昔はこっち側に記念碑があって埋もれていたらしいです。

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トンネル内は照明なし。800m。心霊スポットらしい。

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トンネル反対側、道志側に抜けました。

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道志の山並みが遠くまで見えます。

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犬越路隧道の道志側、神之川林道は事前の情報では、ときどき崩落、ガレた山道が7km程度あるらしく、自転車はほぼ押し歩きとのこと。

最初はしばらく舗装路でしたが、早速キタコレ崩落!

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でも押し固めた跡がありますね。実際自動車が走行している形跡があるようです。

2回目の崩落現場。

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この後、ずっとガレた山道が続きます。

時折岩盤モロ出し、尖った岩がゴロゴロ。

35cのランドナー向けタイヤを履いて、スタンディングで恐る恐る下りたのでパンクすることはなかったのですが、結論を言うと2回速度ゼロでコケました。

MTBなら全線乗れるのかな。シクロクロスでも空気圧下げれば行けたかも。自走前提で舗装路のスピード重視でホイールの限界ギリギリ5.5bar入れていたので、非舗装路では空気圧高すぎたようです。

2回コケて冷静になって、無理せずヤバいところは押し歩きしました。

ガレガレの道の途中、橋の部分は立派に舗装されています。

桧皮(ひわた)沢。

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桧皮橋から。

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派手に崩落しています。孫右衛門トンネル。

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孫右衛門の滝。

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神之川ヒュッテを通り過ぎた後も、しばらく神之川沿いを走るのですが、時々道路を横切る水路の段差が本気で自転車を殺しにきてる。結構気持ち良い道なのに気が抜けない。

道志みちに出ました。お疲れ様。

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神奈川県内では、神之川林道を超えるハードな道はなかなかないでしょう。でも自転車乗りにはそこそこ有名な道だそうです。

おそらく高度成長期に県道化を目論んでトンネルを掘って橋を架けて切通を掘って…と整備したのでしょうが、あまりの崩落の多さに林道としての辛うじての整備が続けられれているように思えます。

にも関わらずチャレンジする人が多いのは、それだけ「道志と丹沢を結ぶ道」という未だ実現し得ない道に魅力を覚えるのでしょう。