昔の記憶を手繰り寄せる - A1200拡張&改造編
想像を斜め上に超えた拡張性はAMIGAの魅力の一つ。
という意味ではタワー化していないA1200の拡張性に関して選択肢はそれほど多くは無いのだが、いろいろ繋げてた。
内蔵クロックのバッテリー
A1200にはRTC用のバッテリーが内蔵されていなくて、電源を切ると内蔵クロックがリセットされていた。
起動毎度の時間設定の儀式が面倒になってきたので、マッチ箱程度の大きさのバッテリーボードを購入。A1200のマザーボード上にちゃんとクロックバッテリー用のコネクタが存在する。
DKB製。$5くらいだった。
DSS8+
8ビットサンプラー。パラレルポートに繋ぐ。
本体は海外から購入したが、内蔵ソフトウェアのアップデート版はOVERTOPで購入。
サンプリング音源を切り貼りするインターフェースが手に染み込んでいるので、Windows用のWAV編集ツールがどれも使いづらくて仕方が無い。
OctaMEDなど、DSS8+付属のTrackerより高性能なソフトウェアが当時から登場していたが、なんとなく馴染みの付属Trackerを使っていた。
GVP A1230 Turbo+
68030/40MHzのアクセラレータ。8MBのFast RAM付き。
当時はFast RAM 8MBが非常に大容量に思えた。Workbenchのメニューに表示されるメモリ空き容量をいちいち見てはニヤニヤしたり。
値段は忘れてしまった。94年頃だったから、8MBのSIMMなんてそれなりに高価だったとは思うが。
外付けHDDキット
A1200の内蔵HDDは2.5インチ。
FDDを取っ払ってそこに3.5インチHDDを載せる豪気なキットもあったが、自分はケーブルを本体外に伸ばすキットを使っていた。
仕組みは簡単で、2.5インチHDDのコネクタを3.5インチHDDコネクタに変換して、外に伸ばし(もちろんケーブルを外に出すための隙間はカッターでうまいこと削る)、外付けボックスに繋げる。
最初は340MB、最終的に540MBのHDDを繋げていた。
CD-ROMドライブ
A1200本体左側のPCMCIAスロットに繋げるタイプのCD-ROMドライブ。確かOVERTOPで購入。
強化電源
CD-ROMドライブは非常に不安定だった。
電源不足(A1200のオリジナル電源は23Wだっけ?)が原因と踏んで、強化電源を作ってみた。当時既にWindows PCを使っていたので、余ったPC用AT電源に、プラスマイナスと電圧を合わせてオリジナル電源のケーブルを繋げるという単純な発想。
見た目は非常に悪いが、安心感は非常にある。