ふじあざみライン→須走口五合目2,000m
ここ1カ月はふじあざみラインにチャレンジするために、富士登山口の天気予報と常ににらめっこしていました。
富士山須走口5合目の天気 - てんきとくらす [天気と生活情報]
「てんきとくらす」というページを見ていますが、標高の低いところでは天気が良くても、2,000m付近が強風の予報だったり、なかなかコンディションの良い日と休日のタイミングが合いません。
当日の天気予報も須走口2,000m付近は風速10mの西風で正直自転車にはキツイ予報でしたが、午後は風速も落ち着く予報だったので、天気の回復を祈りつつ、チャレンジしてみました。
現地までは体力を温存するために、比較的高低差の少ないR246コースで小山町まで走ります。
「名古木」の交差点を秦野市街地方向からガチっぽいロード乗りが2台ヤビツ方向に走っていったけど、オレはここはスルー。
松田町から先のR246は自転車走行禁止の区間が多く、それでなくても大型車のペースが速くて危険なので、並走する県道をうまく使って小山まで行きます。
谷峨から小山までの区間は逃げ道が無いので仕方なくR246を走ります。
上り車線はまだ路肩がゼブラになっている区間が多いのでまだマシなんだけど、下り車線はセンター側がゼブラになっていて、路肩にほとんどスペースが無く、本当にこの区間を走るのは嫌い。
小山町市街地からは、富士スピードウェイのそばを通る道を通って道の駅須走に向かいます。
この道は路幅も広くて舗装も綺麗で走りやすいのですが、地味に登りが多かった。
道の駅須走の地点で標高800mぐらいあるので、そこまで登る必要があるからだね。
道の駅須走で少し休憩した後、ふじあざみラインに入って、まずは直線の登り坂から始まります。
実は30TのTIAGRAのカセットスプロケットが入っているつもりだったのですが、ちょうも変な感じがして確かめてみたら、25Tの105のスプロケが入っていました。
どうりで大したことない登りでもインナーローに入れたくなるギアだったんだ。
一瞬登れない予感がしたけど、せっかくここまで来たんだし、とりあえず登れるところまで行ってみましょう。
鳥の絵が描かれた壁のある「凸凹山」まではほぼ直線、7%ぐらいの登りが続く。
左にカーブしてここからつづら折りの始まり。
つづら折りになるので一瞬斜度は緩む。この辺りはまだ路面は綺麗で走りやすい。
ちょっとだけ下りの現れる「馬返し」と呼ばれる地点から道幅が少し狭くなり、斜度は本気を見せる。
見慣れたはずの富士山がずいぶん近くに見える。山肌の細かい岩石も露わに見えて、ずいぶん雰囲気が違う。
ふじあざみラインは7月~8月の登山シーズンはマイカー規制が行われ、タクシーとバス、2輪車しか走行できない。
既に10月も末なので、一般的な登山シーズンは過ぎており、自家用車の交通量もまばら。ワイディングロードを走りたいバイクは舗装の整ったところだけ走りたいのか、馬返しのあたりで引き返す。
交通量の無いことをいいことに、対向車線まで目一杯使って蛇行しながら走る。
マップを見て、馬返しからカーブを11個越えたら五合目であることを確認して、一つ一つカーブを数えながら登る。
11個のカーブのうち、半分を過ぎた頃から、極端な激坂が徐々にゆるやかになる。
11個目を越えようとした時、突然富士山の姿がまた目の前に現れて、唐突にゴールに到着した。
五合目の山小屋はこの時期まだ営業している。
五合目まで来ること自体初めてなので、家族にお土産でも買っておこうかね。
正直、富士山グッズはどこでも買えそうなものばかりなので、「五合目」であることがわかるグッズを選んで購入。
茶屋のあるところより高い位置にある駐車場で何枚か写真を撮って、ダウンヒル開始。
フリースのジャージとウィンドブレーカーを着込んでゆっくり下り始めます。
落ち葉はまだまばらでそれほど路面の状態に気を遣わなくても大丈夫だったけど、少しブレーキが甘いと途端にコースアウトしそうになる。
凸凹山の先の直線下りは路面もキレイで70km/hぐらい出たけど、よく考えたらコレ怖いね、感覚がマヒしてる。
165km、累積標高2,913m
足柄幹線林道→長尾峠→足柄峠
今シーズン中に富士登山口に登るのが一つの目標で、とりあえず自走で一番距離の短い須走口まで登りたいと思っていました。
…実は須走口は富士山登山口の中で、自転車ヒルクライムには一番過酷らしいという。
次の休みに計画していたのですが、どうも天気が思わしくない。
地上は晴天なのですが、標高2,000mでは風速15mという予報で、これはちょっと無理かもね。
そもそもロープロファイルで軽いホイールを持っていない。
FCRに付属するホイールと、Shimano RS21とCampagnolo Bullet 80。前者2つはいわゆる鉄下駄。たぶんBullet 80が一番軽い。
Zondaとか買っておいた方がいいのかな、そしたら30Tのスプロケはヒルクライム用ホイールにつけっぱなしに出来るな、とか考えつつ、次の休みは須走口は諦めることにしました。
次の候補は東京湾一周(2回め&反時計回り)か、西伊豆。
東京湾一周の反時計回りは午後に都心&横浜を通ることになるので、平日はやめたほうが良いかもね。盆休みとか正月がいいんじゃないのかな。ということでこの案は却下。
西伊豆は距離が長いけど、天気が良ければ駿河湾沿いは気持ちよさそう。
ということで、西伊豆に行くつもりで就寝したのでした。
…。
4時起床の予定が5時起床。妻が予定があって先に起きてたので、なぜかのんびりしてしまって6時出発。
この日はかなり風が強い。南西の風のせいで、R1に出るまでにかなりスタミナを奪われてしまった。
小田原に着いたのは午前8時頃。これは西伊豆まで行くのは厳しいかもね。
帰宅が夜になっても良いように、ライトとスペアバッテリーも持ってきたけど、これは体力が持たなそうだ。
予定外だったが別の機会のために計画していた足柄幹線林道を通るコースで行くことにします。
ちなみにコースの計画はGarmin Connectのコース機能を使っています。
デバイスはGarmin Edge 500なので、コースを転送してナビ的に使うことができません。でもルートナビよりはGarmin Connectの方が好み。
結局コースを作って、要所を記憶して、現地で地図を見ながら走るので、あんまりGarmin Connectを使う意味がありません。
Garmin ConnectはiOS用アプリがあって、作ったコースを見ることが出来るのですが、現在地表示はできません。
できたらいいな、と思っていたのですが、現在地表示ができたらGarmin Edgeの存在意義が無くなっちゃいますね。仕方ないか。
R1から小田原城の周辺道路に入り、小田原城とJRの間の「青橋東側」からJRを越えて、小田原厚木道路の荻窪インターを目指します。
荻窪インター入り口を超えるといきなり激坂の登場。
まもなく「こどもの国わんぱくらんど」のそばを通ります。ここは以前来たことがあるぞ。
足柄幹線林道の入り口は結構わかりづらいのですが、この「わんぱくらんど」に行ったことがある人ならば、実は分かりやすいんですね。わんぱくらんどの駐車場をスルーして、そのまま真っすぐ進めばよいのです。
わんぱくランドのちょっと先、ゴルフ練習場、老人養護ホームと学校の先に林道の通行止予告版があります。
久野林道との分岐の前後にキャットアイが数箇所あります。
小田原側から上った向きには予告版がありました。F-ZEROが得意な人でもロードバイクこの隙間を通るのは無理っぽいな。路肩に避けましょう。
久野林道との分岐点。つづら折りの途中で道幅がかなり広くなっています。
久野林道は通年車両通行止めのようです。地図では小田原市内方向に戻る道しかなさそうですね。
道なりに青看の「宮城野」方向に進みます。
青少年の家の先、登山道と離れる分岐のあたりが一番標高が高いようです。此処から先は下り。
R138に合流する手前、宮ノ下側のゲート。
R138は箱根裏街道と呼ばれる道。仙石原方向に行くには、箱根ガラスの森美術館のあたりまでお世辞にも走りやすいとは言えない登り坂が続く。交通量もそこそこ多く、また舗装の路面も荒れている。
乙女峠のトンネルの手前を左に曲がり、神奈川県道736号を通り、長尾峠を目指します。
途中木々の間から仙石原のすすき草原や、芦ノ湖がよく見えます。
長尾峠のトンネルを抜けて静岡県側からは富士山がよく見えました。
長尾峠からR138との合流地点までは日陰の多い木々の間を下って行きます。暑い季節も気持ちが良さそうだね。
東名御殿場インターまで降りて、東名沿いに足柄駅方向に走ります。
小山方面からの足柄峠までの道は、県道78号と県道365号の2通りがあります。
足柄峠から小山方向に車で下るときは、ほぼ県道365号の方を通ると思います。
分岐地点は県道365号の方が道なりで、道幅も広い。下りならは県道365号は常に富士山が見える道らしいのですが、どうやらこっちは日陰が無いようだ。
自転車の登りなら、夏場は県道78号の方がオススメです。こちらは日陰も多いです。
県道78号は「神奈川県境まで6.8km」の看板から始まり、何度も距離表示の看板が現れます。
3kmぐらいまではせいぜい6~7%ぐらいの斜度です。
ところどころ自動車ではすれ違い不可の鬱蒼とした日陰の道を登ります。
3km地点をちょっと過ぎたあたりで一旦下り坂になって、ここからこの上り坂の本境地。
10~12%の上り坂が続きます。
やがて峠近くになると登りがだんだん穏やかになって、足柄城址に到着です。ここは富士山眺望ポイント。
足柄峠はFCRを買った年、フラットバーからブルホーンバーに変えてから初めて登った峠でした。このときはまだペダルはフラペ。
当時は県境のあたりの茶屋まで行って引き返したので、城址があるの気が付かなかったな。
峠から南足柄市側の道は舗装が綺麗になっていました。
足柄峠から足柄街道を下って、久しぶりに「万葉うどん」に行ってみました。
家族と一緒で何度か行ったことがありますが、平日のランチタイムを外れた時間では客は自分一人。後からもう2組が来店していました。
155km、累積標高2,111m。
牧馬峠→半原越
祝日の午後に時間がとれたので、100kmぐらい走ることにした。
休日の午後は境川CRやR134は車も自転車も混んでいるので、混雑を避けるため、相模湖方向に向かって走り始めます。
普段宮ケ瀬や相模湖方向に行くには、愛川町役場の辺りから半原方向に左折して、あいかわ公園のあたりで国道412号に入るのだけど、そっちも休日は交通量が多い。今日は県道65号へまっすぐ進んで津久井方向を目指すことにします。
三増峠を自転車で通るのは初めてなんだけど、周辺は結構アップダウンが大きい。トンネルのあたりまでちまちま登って、一気に下る。なんかもったいない。
国道413号に出たら、相模湖方面を目指して走る。ここは休日は慢性的に渋滞しているのだけど、仕方ないね。しかし大型車の後ろに付いたりすると、思いがけずペースが上がったりもする。
プレジャーフォレストの手前のコンビニで休憩と水分を補給。
走行再開して、プレジャーフォレスト入り口の交差点を、プレジャーフォレストとは反対方向に左折。
すぐに鬱蒼とした林の中の道を緩やかにアップダウンしながら進みます。地図で見ると森林公園的な場所の傍を通る道で、雰囲気が気持ちいい道です。
藤野やまなみ温泉へ向かう道との分岐のあたりが一旦低くなってて、ここからまた登り。
ここから牧馬峠までは距離は大したこと無く、すぐに着く。
途中のこんな感じのパターンの路面が現れたら激坂区間。
峠の頂上。
Giant FCR1 2012を買って最初に登った「峠」と名前の付くところはこの牧馬峠が初めてでした。
当時はどノーマルのフラバにフラペ、26Tのスプロケでヨロヨロ蛇行しながら登りました。
今回は30Tのスプロケだし、そもそも12%の斜度は今となっては然程珍しくもないので、淡々と登ります。
宮ヶ瀬湖側から登ったことは無いのですが、青野原の橋のあたりが一番低くて、そこから峠に向かっての登りの方がロードバイク乗りにはポピュラーなコースらしい。
道志みちとの合流地点。こっち側から牧馬峠に行ったことはないので、目印として覚えておこう。
宮ケ瀬湖畔に出て、やまびこ大橋を渡って右折。
次の目的地は「半原越」。
清川村役場方向に下った後、リッチランドというキャンプ場の入り口を左折します。
ここは法輪堂林道という名前の林道です。
国道412号と、神奈川県道64号の間、こんなコンパクトなエリアにこんな道があるとは…、そんな印象の道です。
登り下りはそれほどヘビーではありませんが、そこそこ距離のある林道が近場にあるとは意外でした。
峠にあたる場所、登山道との分岐のところに「半原越」の案内板がありました。
清川村側の法論堂林道は、落ち葉が多くダウンヒルには怖そうな道、愛川町側の南山林道は、道を横切る水路の蓋の段差が大きく、これまたダウンヒルは気を遣います。結局どっち側から登っても、下りは気持ちよくなさそう。
愛川町側は入り口が分かりづらいです。ある程度進めばこんな感じで小さな案内板があります。
帰りはすっかり暗くなってしまいました。
普通のメガネを持って行くのを忘れてしまって、サングラスだけだったのでゆっくり走行して帰宅。
99km、累積標高1,593m
奥多摩周遊道路→松姫峠
土日祝日に1日がかりのサイクリングができることは滅多に無く、これまでほとんど平日に休みをとって出かけていました。
予定外に日曜まるまる一日を自分の予定に使えることになって、次回サイクリング用に計画を温めておいた、奥多摩方面に行ってみることにしました。
奥多摩方面は自動車でも滅多に行くことはない、妻と結婚前に日原鍾乳洞に行ったことがあるぐらい。土地勘は全く無いです。
当時は五日市と青梅を通ったような気がする。
地図を眺めていたら、R411を通って奥多摩湖まで行くなら青梅が起点、奥多摩周遊道路を通るなら武蔵五日市が起点になるらしい。
今回はヒルクライムコースで有名な奥多摩周遊道路を通るために、R129を橋本まで、そこから町田街道、高尾街道、秋川街道を通って五日市まで行くことにしました。
R129までは宮ケ瀬方向に行くときのいつもの道、座間の座架依橋を通ります。
R129は舗装がデコボコで好きな道ではない、かといって並走する県道も市街地を抜ける信号の多い道ばかりなのでイマイチ。
厚相バイパスは自転車走行禁止ではありませんが、自動車の速度は高いし、今の季節は路肩の雑草がかなり路上にはみ出しているのであまり左に寄れません。
橋本五叉路の先、八王子バイパスの手前から町田街道を走ることにしました。
自動車の交通量は減りますが、道は狭いし信号は多いし、後続車に気を使いながら走行。
高尾山の近くまで来ると、大学のキャンパスが多いエリアに入り、アップダウンは多くなるものの、路肩が広くなって非常に走りやすい。
高尾駅を過ぎて、元八王子という地名のあたりは更に路肩が広がり、狭い車線になっている。たまたまこの時間は路上駐車もなく自転車にとっては非常に快適だ。
秋川街道に入ると市街地から離れてちょっと田舎っぽくなる。
五日市の市街地に入るとコンビニが右側に2件ほどある。以降補給場所は自動販売機ぐらいしか無いらしいので、ここで食料を調達しておく。
コンビニを出るときに年齢層の広そうな6台のロードバイクが一列で走っているのが見えた。ガチっぽく無いのであれに付かせてもらおう。
自分のバイクは実用性無視、自己満足と雰囲気重視のブルホーン+DHバーなので、集団走行には向いていない。基本的に単独走。
たぶん後ろにこんなバイクに付かれたらイヤな感じがするだろうから、路上で先行車に追いついてしまった場合は同じような速度ならかなり距離を保つことにしているし、速度差がありそうなら無理してでも追い越す。
檜原村役場まではゆったりとしたアップダウンが続く。
役場近くの橘橋を左折すると、ちょっとだけアップがきつくなる。
極端な急坂は無く、ゆったりじわじわ登る感じ。
しかし周遊道路のスタート地点(以前の有料道路時代の料金所)はどこなんだろう、とにかく距離が長い。
また、腰を下ろせるような休憩地点がほぼ無い。
数馬の湯と、その先のバス停でちょっと休憩。
九頭龍というところを過ぎたらようやく「奥多摩周遊道路」のゲートに到着。
ヒルクライムの大会も開催されるコースなので、道幅は広く、路面も整っている。
斜度はそこそこ、あんまりガッツリコギコギしなければならない場所は少ない。
休日のせいか、やたらバイクが多い。
途中乗客をたくさん載せた路線バスが数台追い越してゆく。
都民の森に到着してみると、さきほど追い越していったバスの乗客らしい、たくさんの登山者、トレッキングやトレイルランの人たちが準備をしていた。
駐車場の奥にロードバイク用のラックも用意されている。
ここでカレーパンを食す。
都内の道路最高地点である風張峠はもう少し先。
ちょっとした駐車場の反対側にこんな目印があるだけなので、見逃してしまいそう。
峠から奥多摩湖方面はひたすら下り。
さっきまでせっかく登ってきたのが勿体無くなるくらい、湖まで一気に下る。
しかも湖までは結構距離がある。道を間違えたんじゃないかと心配になるくらい、かなりしばらく下る。こっち側から登るのも面白そうだね。
湖畔まで下りてきて、国道139号と交差する端の手前で少し休憩。
橋を渡ったら小菅方向に左折します。
まだ午前中であったが、一旦体をリセットするために小菅の湯で少し休んで、昼食を採る。
トレイルランの大会をやっていて、小菅の湯を出たときにちょうど1位の選手がゴールしていた。
小菅の湯を出発してしばらく、道路工事をやっていた。
松姫トンネルというのができるらしく、その小菅村側の出口との接続の工事らしい。
またこのあたりに上野原への分岐があります。そっち方向には鶴峠というこれまたヒルクライムで有名な峠がある。
このあたりから本格的な上りが始まります。
とにかくずっと登りっぱなし、ちょっと下りや平坦路すら無い、GarminのElevation(標高)とTotal Ascend(獲得標高)が完全同期している。
ずっと6%から8%ぐらいの登りが続くが、峠が近づくと10%近くの登りが何箇所か現れる。
峠で上野原に住んでいるという方とちょっと話をした。
ちょっと下ったらP3にエアロヘルメットで登っている人とすれ違う。
その後ミニベロで登っている人、クロスバイクで登っている人ともすれ違う。
印象的なのは、峠近くで合った人、漏れなく思わず互いに笑顔になってしまうことだな。あまりこんな経験無い、とにかく達成感のある峠。
下り途中のダム管理センターで休憩。
さらに下ってR20の出口あたりに猿橋という景勝地があったが、その時点ではよく分かってないので通りすぎてしまう。
上野原あたりで後輪パンク。さっき踏んだ大きめの石のようだ。疲労が溜まってきて、路面の状況に無頓着になってきている。良くない兆候だ。
先日葉山でパンクしたとき、CO2インフレータを使ってエアを入れた後、バルブエクステンダを外そうとしたら、チューブのバルブコアごと外れてしまったため、今回はこれまで教訓を生かしつつ慎重に、迅速に作業する。
エクステンダはTopeak製。普段は外してツールボックスに入れている。エクステンダは必要以上に締め込まなくても空気は漏れない。
CO2ボンベ用のインフレータはTNI製を使っている。バルブに締め込んで空気漏れを防ぐ構造。
今回は失敗も無く、念のためエクステンダは付けっぱなしで走り始めます。
209km、獲得標高3,100m。
早めの休憩が効いたのか、後半もダレずに走れた。
月間走行目標500kmのハードル
ここ数ヶ月、月間走行距離500kmを緩い目標にしている。
「緩い」の意味は、無理しない、気にしない、ペナルティ無し。
Giant FCRを買った最初の年、年間走行距離は5,000kmを超えた。
最初の年はGarmin EDGEを持っておらず、Cateyeのサイコンを使っていた。そのサイコンは今は長男の自転車に付いているが、センサのコードが切れてしまった。
当時は夏はともかく、冬の寒い時期もシューズカバーの存在も知らず、爪先の感覚が無くなる寒い日も走ってたよ。
そのうち早朝に走ることを覚えて、生活環境が一変した。
土日は朝方、平日は夜型。
今年の5月は走行回数は少なかったが、長距離サイクリングが多かったので500kmを超えた。
6月は東京湾一周、7月は富士山一周を走っているが、平日の走行回数が少なかったので目標達成していない。
平日夜に走るいつものコース(R246-R1間)はだいたい40kmぐらいなので、平日は週2日、あと週末に少し走れれば目標達成できるはず。
8月は最終日にようやく目標達成出来ました。
今日は車の交通安全祈願のために寒川神社に行く予定があり、自分は自転車で朝の4時から寒川まで寄り道しまくり(逗子まで行って、大磯まで行ってからの寒川)、車は妻に任せて自宅から直行。
台風さえ避けられればこれからの季節はたくさん走れるはず。
男鹿半島一周+寒風山(2回め)
秋田への帰省の間、不運なことに台風のせいで雨が多かったので結局1週間の滞在の間、2回しか自転車に乗れませんでした。その2回めの話。
8/9(土)、10(日)は台風が接近して雨模様のため、自転車は乗れず。
11(月)には台風は通り過ぎ、子供たちと海水浴に行くことにしました。
ここ数年、秋田に帰省した際は男鹿半島南側の鵜ノ崎海岸に行っています。
遠浅で岩場もあり、シュノーケルの使い方を覚えた子供たちには格好の遊び場のようです。
ちなみに釜谷浜は我が家では不人気。いつも波が高いイメージがあるし、獲物がいないし。昔は足で探ればハマグリがとれた浜でしたけどね。今は全くいないそうです。
さて、鵜ノ崎海岸までは妻も運転できるので、10時頃に合流する予定で、自分は5時ぐらいに出発して男鹿半島の海岸沿いを走り、妻と子供たちは車で大潟村ショートカットで直接鵜ノ崎海岸まで向かう計画にしました。
5時起床、近所のコンビニで補給食を買って、まずは釜谷浜方向に向かって走ります。
このあたり集落の間を走る通称男鹿街道は県道ではなく、さらに海側の畑と防砂林の間を走る農道っぽい道が県道になっている。初めて知った。
以降、防砂林とメロン畑の間をずっと走ります。
緩いアップダウンの続く砂丘地帯をしばらく走り、半島に差し掛かった辺りで日本海が見えます。男鹿にもサーファーはいるらしい。
県道55号に分岐し、入道崎を目指します。このあたりからカーブが緩やかに、道の設計が新しい感じで、アップダウンが大きくなる。
入道崎でトイレ休憩。
入道崎からしばらく崖上の道を進む。遮るものが無いので風をモロに受ける。
戸賀湾に降りる手前でちょっと標高を上げ、綺麗な新しい道で戸賀湾まで下ります。戸賀から水族館GAOまでは戸賀湾の海沿いの道。
水族館GAOのあたりで道はまた崖上の道に戻り、またしばらく急峻な崖上のアップダウンの大きな道が続く。
しばらく崖沿いの道を南下した後、男鹿半島の南側に到達すると標高を下げて海岸線沿いの道に。
予定から5分遅れぐらいで鵜ノ崎海岸に到着しました。
しばらく磯遊びをして、船川港近くで昼食を取って、再び個別行動。
3日までは大潟村方向から寒風山に登りましたが、この日は半島側から登ることにしました。
船川港から国道101号を半島の陸側に進み、「船川港二井山」という信号から農道っぽい道を通って寒風山道路までショートカットします。
半島側からの寒風山道路は比較的短い距離を一気に登ります。風のせいなのか、大潟村方向から登る道よりキツい気がした。
道路沿いの見晴らし台から噴火口。
本山。
再び展望台まで登る。この日は午後に登ったので、自動車の交通量がそこそこあり、激坂の端っこを真っすぐ登るのはキツい。
寒風山を大潟村方向に下り、農道を真っすぐショートカットして大潟村に。
ソーラースポーツラインの入り口から周辺道路を反時計回りに走り始める。
途中県道298号から村中心部に向かって左折。
中央幹線排水の手前に日本一低い山「大潟富士」があります。
ネタ観光地なんだろうね、そこそこ訪れる人あり。
さらに大潟富士の横からソーラースポーツラインの本線が見える。
この日を含め数日間ソーラーカー&バイクのイベントが開催されており、台風により中止の日が続いていた。やっと最終日ソーラーカーが走れるようになったのだけど、すでにこの時間は撤収中だった。
大潟富士の少し先に、東経140度ラインを示す表示板がある。
東経140度、北緯40度の経緯度公会点の表示塔は未舗装の農道をしばらく走らなければならない。
ロードバイクのタイヤではちょっとツラいので省略。
当然ながら妻と子供の乗った車からしばらく遅れて実家に到着。
140km。途中海で子供と遊んだり、昼飯をゆっくり食ったり、比較的ゆったりしたサイクリングで楽な140kmでした。
大潟村一周+寒風山
実家のある秋田までFCRを運んできた次の日、早速早起きして念願の大潟村一周にチャレンジしてきました。
「念願」というなら本来は大潟村の中心部を走るソーラースポーツラインを是非走りたいと以前から思っていたのですが、ちょうど帰省の期間とWGC(World Green Charenge)というソーラーカーのイベントが重なってしまったため、ソーラースポーツラインは来年以降に持ち越し。
ちなみに今年のWGCは台風の影響でソーラーバイシクル部門は全日中止、ソーラーカー部門は最終日の1日だけ走行できたそうです。
実家は大潟村の北側に接する三種町の旧八竜町、高台から大潟村が見渡せて、男鹿の寒風山や本山、鳥海山まで見える場所にあります。
まずは標高0m以下50km周回路である大潟村一周にチャレンジします。
大潟村の北側から県道42号を通って承水路を超えたら左折して堤防沿いを走る農道に入る。
するとこんな感じの無愛想な直線道路が延々と続きます。
平坦な直線道路こそアドレナリンがダダ漏れな美味しい道。
この日は台風も接近しており南風が容赦なく吹き付ける悪コンディションですが、関係無しに走り続けます。
周辺の市町村から大潟村に渡る橋は多くなく、よって堤防沿いの道も交差点がほぼ存在しません。
半周するまでに一時停止が必要な交差点は2箇所のみ。28km信号なし、一時停止が2箇所のみですよ。
県道298号との交差点から、ソーラースポーツライン近くの県道42号の間は実は通行止め。ロードバイクっぽい細いタイヤの走行跡は何本も見える。
このあたりは八郎潟調整池の最も幅の広い区間でもあるので、堤防上かの景色は壮大。
ソーラースポーツラインの近くを未練と共に通り過ぎて、まだ時間に余裕があるのでせっかくなので寒風山に登ってみることにした。
農道を経由して寒風山道路まで直線的にショートカット、駐車場のある妻恋峠までは極端な斜度は無く、じわじわ登ります。
途中既に登頂済みのロードバイクと2台すれ違った。
妻恋峠から先、寒風山山頂まではそれまでとは違う極端な斜度の上り坂。観光シーズンの昼間は比較的交通量が多い道なので、自転車で道路の端っこをまっすぐ我慢しながら登るのはキツいかな。
寒風山を制覇して元の大潟村周回路に戻ります。
干拓地の西側は中心部のあたりから先、県道42号を走ります。この道は秋田-能代間の抜け道になっているので大型車の走行が多い。路肩がほとんどなく、かつ舗装がうねっているので非常に怖い。