RAID1のメリット・デメリット

2ch自作PC板のRAID系スレとか、価格.comのクチコミとか見てると、PC初心者のRAID1へのチャレンジに対して、よく「RAID1をバックアップと勘違いしている」とか目にするんだけど、RAIDのライトユーザーはバックアップとかまったく興味無いワケよ。


初心者から一歩抜け出た程度のPCライトユーザーにとって、RAID1(ミラーリング)の取っ掛かりは、「HDDのクラッシュに備えたい」という動機。

ファイルの世代管理とか、ウィルス感染に備えるとか、そういう用途には興味は無い。


そういう目的ならば、データドライブのミラーリングは目的としては悪くないと思う。

ディスク丸ごと二重化って概念として分かりやすいし、性能低下もさほど無い。


たとえばそこから一歩踏み出したとして、データディスクとバックアップディスクを分けて、バックアップジョブで定期的にバックアップするのはデータ管理の方法としては正道なんだけど、バックアップ容量の見積もりとか、スケジュールとか、空き容量の管理だとか、個人用途としては退屈で面倒なタスクが多い。


そこでWindows Home Serverだよ!


ってのがMicrosoftの発想なんだと最近思う。

ディスクのミラーリングはパフォーマンス最大、容量は無駄にする。
ファイルバックアップは運用が必要で面倒。
WHSはパフォーマンスを犠牲にして、容量は最大、空き容量だけ気にすればよい。


まぁWHSの場合空き容量を犠牲にしてなぜかボリュームスナップショットが有効になってるので、高々1週間程度の世代管理も提供してるワケなんだけど。