Domestic Violence

ビデオテープの映像をPCに取り込むために、SONYのDVカメラをメディアコンバータ代わりにしてDVに変換し、EZDVでPCに取り込んでいるというのは結構前に書いたような気がするし、いちいちDVカメラを接続するのが面倒でELSA EX-VISION 1500TVを購入したというのもこないだ書いたような気がする。

しかしMPEG2メディアに対するCMカットの環境が全く揃っていないので、この目的は頓挫した。1500TVはおまかせ録画のできるただのHDDレコーダと化している。ていうかそれが本来のあるべき必要十分な姿であるが。

今更ながら、メディコン代わりのDVカメラ→EZDVというアナログキャプチャは汎用性は高いし、画質も良いことを痛感させられた。
DVフォーマットのAVIファイルなので編集は自由自在だし、民生用とはいえ15万もするカメラのA/D変換機能は、高々2万程度のPC用カードとは比べ物にならないほど品質が良い。

たまたまDVカメラ持ってるんだから、これを利用しない手は無い、と考えを改めた。

ところで、EZDVはACEDVという後継機に世代交代しているようだ。EZDVは汎用性の無い4ピンIEEE1394コネクタのみ表に出ているカードなのだが、ACEDVは汎用的なOHCI IEEE1394コネクタとアナログ入出力コネクタが用意されている。
添付のDV編集ソフトはEZDV Editをバージョンアップしたような雰囲気で、映像トラックと音声トラックが10トラックもつかえるようだ。
2chの該当スレでは概ね罵倒されている。ハードウェア自体はDVTX200 plusという製品からTVチューナを除いたものにほぼ一致する代物であるのに対し、¥59,800という価格が気に食わないらしい。
カノープスのこのテの製品の場合、オレはCanopus DV Codecとソフトウェアに金を払っているつもりでいる。そもそも汎用IEEE1394でDVキャプチャをせずに、EZDVを購入したのは「Microsoft DV Codecはクソ、Canopus DV Codecはデコード/エンコードを繰り返しても劣化が少ない」という宗教的脅迫観念によるものだし、EZDV EditもPremiereと比較して理解しやすいしインタフェースも秀逸だと感じている。

EZDVの唯一気に入らない点はACPIをサポートしていなくてスリープや休止状態が使えないことなので、ACEDVでそれが解消されているのならばACEDVにステップアップしてもいいかなと思ってる。