以前使っていたP4P800 SEや、その他のASUS P4シリーズなどのSocket478マザーボードは、CPUファンの電源コネクタは3ピンで、ファン回転数を制御する"Q-FAN"はDACという方式で供給電圧を制御する方式だった。
3ピンの場合の回転数制御については、MYCOMジャーナルの記事を参照。
一方、P5Bシリーズ…というかLGA775対応かつファン回転数制御の仕組みを持っているマザーボードはそうだと思うんだけど、CPUファン電源コネクタはPWM対応の4ピン。
どうやらPWM対応の4ピンのCPUファンでないと、CPUファンの回転数制御が効かず、3ピンコネクタのファンを接続した場合は最高速で回りっぱなしらしい。
LGA775 CPUの付属CPUファンはPWM対応の4ピンなので、もちろんQ-FAN機能が効く。
Celeron D 326に付いてくるCPUファンですらPWM対応だ。うるさいけどさ。
忍者プラス Revision Bに付属の12cmファンは3ピンで、Q-FANを有効にしようが、神ツールP5BDMonをいじろうが、ずぅーっと1,200rpmで回りっぱなしだった。
そこで、PWM対応の12cmファンを探してみた。
と、軽い気持ちでビックカメラとかソフマップの店頭で探してみるが、PWM対応の12cmファンなんてなかなか無い。
12cmファンはほとんどケースファンとしての需要が中心で、一方でPWM対応はCPUファン用電源として普及し始めた程度。
PWM対応で12cm角ファンがなかなか見つからない。
Webで探してみたところ、さすがXINRUILIAN、"RDL1225SBK-PWM"という型番でPWM対応12cmファンが存在する。
http://www.shinwa-sangyo.jp/sub2-fan.htm
XINRUILIANといえば、長尾製作所、長尾製作所といえば高速電脳だが、今回ファン1コのみで通販だと送料がもったいないし、かといって店舗は駅からちょっと遠いので、BLESSで買ってきた。
夕べのBLESSの店内はWindows Vistaのポスターをペタペタ貼り作業中。
このファンはスペック上は800〜1,700rpm。ただP5BDMonで思いっきり回転数を絞っても、870rpm前後が最低限度のようだ。
現在P5BDmonで実験中。値は適当なので、参考になりません。
余談1。
P5BシリーズはCPUファンのQ-FANと、ケースファンのQ-FANは別系統になっていて、個別にEnable/Disabelにできる。
CPUファンはPWM制御だが、ケースファンは相変わらず3ピンであることを考えると、DAC制御らしい。
よって、CPUファン電源コネクタを使わずに、ケースファン電源コネクタにCPUファンを接続し、P5BDMonを使ってCPUコア温度によってケースファン電源を制御するようにすれば、一応CPUコア温度に応じたCPUファン回転数制御が出来なくも無い。かなり無理矢理だが。
もちろんBIOSでCPUファンのモニタリングを無効にしないと起動しない。
しかしP5Bシリーズのケースファン電源コネクタは、回転数制御…というか供給電圧制御は3つのケースファンコネクタで共通なので、やはりPWM対応CPUファンを用意した方がいろいろと簡単だ。