富士宮口五合目

2014年10月、ふじあざみ

去年の10月、ふじあざみラインを登って須走口五合目まで行きました。

30Tのスプロケが入っているつもりで走っていたのですが、ふじあざみラインを登り始めのタイミングで25Tが入っているのに気が付いて、それでもチャレンジしたところヨレヨレの蛇行ヒルクライム冬季閉鎖直前だったので交通量が少ないのが幸いして何とか須走口五合目まで登れました。

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 2015年6月、富士宮口五合目

そして今年6月の梅雨の合間の曇りの日、平日に休みを取れたある日。

当初和田峠に行こうと思いましたが、上野原側は土砂崩れ通行止めということらしいので、他のヒルクライム名所を探してみました。

ふじあざみライン再チャレンジもいいなと思いましたが、週末に「富士山国際ヒルクライム」があるらしいので、ガチな人が試走してそうです。

そこで富士登山口五合目のうち最も標高の高い富士宮口五合目にチャレンジしてみることにしました。

 

マップで最短距離をルート作成してみたところ、R246経由、御殿場を起点に登るルートが分かりやすくてかつ最短。片道95kmくらい。しかも途中大きな登り下りも無い、ということでR246ルートにします。

天気予報は終日曇りですが、にわか雨はありそう。5時起床、外はもう明るい。

5:30頃出発し、自宅から門沢橋経由、途中の松屋でトマトカレーを食し、伊勢原からR246入り。

秦野から渋沢辺りは最初は路肩は狭いし路面は荒れているので最初は走るのが嫌だったけど、何度か走っているウチに慣れました。R246は大磯-小田原間のR1に比べれば走りづらいが、御殿場方面に向かうにはは最短かつ起伏が少ないのでずいぶんお世話になっています。

渋沢から大きく標高を下げて大井松田から先、R246は自転車走行禁止区間が度々現れるため、県道を使いながら御殿場を目指す。

山北から谷峨の間の県道は穏やかな起伏で走りやすく、自動車の交通量も皆無なので好きな道です。自転車走行可能なR246区間であってもいつも県道を走ってます。

一方で谷峨から先、小山までのR246区間は極悪。下り線は辛うじてゼブラ帯が路肩側にあるのでそこが退避帯になるから危険は少ないが、登り線は中央分離帯側がゼブラになっていて、路肩は全く逃げ場がない。しかも狭い歩道は雑草で埋まっているため走行不可。
過去なんどかこの極悪登り線区間は走っていますが、何度走っても嫌なルートです。

さて、行きの下り線は特に危険も無く小山まで到着。さらに御殿場駅前まで走り、駅前の「若宮」交差点を右折すると静岡県道153号、そして23号と、道なりに走れば富士スカイラインです。

自衛隊駐屯地までの道にいくつかコンビニがあり、最後のコンビニにはご丁寧に「富士スカイラインまで最後のコンビニ」と看板があるので、補給ミスは無いでしょう。

富士山裾野特有の「少しずつひたすら登り」の道を進みます。

自衛隊駐屯地の間を抜けたあたりから少し傾斜がきつくなります。
しばらくはまっすぐの道。

つづら折りが始まったころから天候が悪化、雨が降り始めます。

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後から調べて分かりましたが、御殿場駅前がおおよそ標高500m。水ヶ塚公園駐車場が1,500mぐらいなので、ここで一本目の1,000級ヒルクライム
傾斜は緩く10%を超えることはまずないのですが、とにかく距離があるので徐々に脚を削られます。

御殿場口新五合目との分岐は今回はスルー。

登山駅伝のトレーニングっぽい、自衛隊員の集団に追いかけられながら走ります。トンネル通過、しばらく緩い上り下り、そして水ヶ塚。

水ヶ塚公園駐車場は山開き前なので売店は開いてない。ていうか店舗が無い。自販機も無い。

トイレ休憩して、リュックにレインカバーを被せます。

この地点でおおよそ1,500m。天気も悪いし、結構脚にキてるし、ああもう何かいいかな的な感覚も出てきましたが、せっかくここまで登ったんだし、最後まで頑張ってみることにします。

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水ヶ塚を出てしばらく走ると富士宮口五合目との分岐。かつての料金所ゲートを通過して2本目の1,000級の始まりです。

このあたり途中に「○合目○○m」と看板があるのですが、どうもこれらは結構精度がいいかげん。

あとGarmin Edgeの高度補正のやりかたが良くわかってなかったので、途中で「Set Elevation」で高度を入力したら、GPSデータがガタガタになってしまいました。

つづら折りが始まったあたりから天候はさらに悪化、時折強い雨。

この県道は登山口が起点になっているらしく、登って行くと100mごとの距離表示板の数字が減っていくのですが、とにかく数字が減らないこと。

途中から道両脇の樹林が開けて急に見晴が良くなるのですが、天気が悪くてまったく視界が効かないのでモチベーションも上がらない。もちろん山の上の方も見えない。

3km手前から大きな看板になるのですが、さらにこの数字もなかなか減らない。

何度か路肩で休みを取りながら、ようやく五合目の売店&食堂に到着。

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登山口の碑の前で記念撮影、売店で富士山グッズを購入。
温かい飲み物を飲んで、長袖ジャージと雨用ジャージを着こんで、ダウンヒル開始。

アルカーボンなホイールなので雨の下りもブレーキに不安は無いのですが、タイヤは特にレース用ではない、コンフォートなやつなので、比較的ゆっくり下る。

水ハネでシューズは重くなり、ケツが冷たい。

水ヶ塚に着いても雨は止まず、雨用防水ジャケットを着たまま平地まで下る。

ちなみに最近新調したヘルメット「KASK Infinity」は、空気抵抗を軽減するための可動式のカバーが付いているのですが、雨の日はカバーを閉じておくと頭が雨に濡れずに済みます。

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平地の路面は乾いており、強い雨が降った形跡は無し。

小山市内で半袖ジャージに戻る。部屋干しの洗濯物の匂いがしていやだ。

さて問題の小山-谷峨区間のR246。「生土」交差点でR246に加速の悪そうな大型車が先頭で信号待ちしているのを見届けて、青信号と共にダッシュ。追いつかれる前に丹沢湖との分岐交差点まで走りきろう。

しかし敢え無く途中で追いつかれて、歩道の切れ目で一旦退避して、車列が途切れたのを確認して再び車道に戻る。

一旦丹沢湖方向に左折してから川沿いの県道に右折し、後は県道を駆使して大井まで戻り、R246を通って帰る。

 

帰宅して、Garmin Edgeのログを見たら、高度補正が無いと累積上昇値は3,400mぐらい。Garmin Connectにデータを取り込んでから、高度補正ありにすると4,700mぐらい。補正のある/なしでこんなに違うの?しかも4,700mはかなり眉唾だな。

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