東京湾一周2014(内房経由)(時計回り)
先日の道志みち-道坂峠-二重曲峠-雛鶴峠 - yaboratoryの野暮研のおかげでヒルクライムはもうお腹いっぱい、平地を堪能したくなってしまったので、今回は平地しかない東京湾一周にチャレンジしてみました。
東京湾を一周するにあたって、まずは右回りで行くか、左回りで行くかを計画します。
自宅は神奈川県中央部なので、右回りなら横浜方向から都心→千葉→内房→フェリー→三浦半島の順に走り、左回りならその逆です。
右回り(時計回り)は都心部を早朝に通過できるので、渋滞を避けることができる点がメリットです。しかし房総半島に入ってからは南向きに走ることになり、この季節の南風が難敵となります。また金谷-久里浜のフェリー最終便が実質的なタイムリミットになり得ます。
左回りはその逆で、風を受けやすい房総半島は南風を味方につけることができますが、午後から夕方の帰宅ラッシュ時間帯にかけて都心を走ることになり、ストレスが溜まりそうです。
走りなれない都心を低リスクで通過するために、今回は右回りコースを選択しました。東京都付近を8時までに通過するべく、出発時間やコースを計画しました。
自宅から 横浜まで
前日の帰宅が仕事のため遅くなり22時ころ。急いで食事を摂って、アルコールも控えて23時ころには就寝。
当初の目論見では3時出発のつもりでしたがやっぱり無理で4:45分頃の出発になりました。
自宅から東戸塚方面に走り、名瀬道路を経由して秋葉立体から旧東海道に入ります。
そのまま横浜駅までR1を走ります。この辺りは舗装も整っているし、車ではよく通るので走りやすいです。
横浜から大森まで
6時を過ぎて少し交通量が増えてきます。
渋滞する程ではないので、たまに追い越してゆく大型車に引かれてペースがやたら上がります。
生麦のあたりで朝食。ここまで何も口にしていなかった。パン2つ。
最初の自転車走行禁止区間は川崎競馬場前の立体交差点。立体部分が自転車走行禁止で、さらにすぐに多摩川を渡る橋も自転車走行禁止なので、歩道を走ります。
続いて蒲田で環八と交差する南蒲田交差点も自転車走行禁止。
平和島で右折して環七に入ります。平和の森公園を超える高架が自転車走行禁止で、歩道橋に上がって、ぐるっと降りて、車道に戻って湾岸通りに入ります。
湾岸線
芝浦のあたりから汐留のあたりまではずっと車道は自転車走行禁止です。
第一京浜やR357のさらに海沿いの湾岸線は走りやすそうだな、と想像してこのコースにしたのですが、これは想定外。
こんな感じで交差点ごとにことごとく自転車走行禁止の標識が現れます。
そろそろ通勤・通学が始まっている時間ですが、駅から企業・学校までの人の動線からは外れている上、歩道は広いのでそれほどストレスにはなりませんでしたが、ちょっとタイムロス。
新橋駅前で歩道橋を避けて遠回りしてしまい、晴海通りから勝どき、新豊洲を通過して有明から首都高湾岸線沿いの湾岸道路。
ここは自転車走行禁止の標識は出ていない箇所が多いのだけど、自動車の速度がやたら高い上に、左から車線変更なしの合流もあるので結構危険。
葛西から船橋
湾岸道路の自転車が走行できる箇所は路肩はそこそこ広いが、ゴミが多くて結構走行ラインに気を使う。案の定なのか、舞浜で後輪がパンク。
チューブの穴はすぐ見つかった。タイヤをチェックしてみると、わかりやすい金属片が刺さっている。
ツールボックスの予備チューブは大丈夫そうだったので、ケチってCO2インフレータは使わずにそのまま携帯ポンプで空気を入れられるところまで入れた。
そしてポンプを抜こうとした時、バルブエクステンダーごと抜けてしまった。
よく見ると、バルブエクステンダーのパッキンが破れてしまっている。
Topeakのバルブエクステンダー。結構高かったのに。
予備はもうひとつ携帯しているのでそれほど心配ではないが、途中に自転車店があったら購入しておこうか。
江戸川サイクリングロード。大きな川のサイクリングロードは道幅が広くて良いね。
船橋から市原
習志野のあたりから千葉県道15号に入る。マリンスタジアムと幕張メッセの間を走る。
この道は路肩も広いし景色も良いし、非常に気持ちがイイね!
稲毛のローソンで2回めの補給。
R357に戻り、時間は10時を過ぎて、そろそろ自転車店も開いている時間。ショップは無いかなーと思いながら千葉市街を走る。
右手にアリオというショッピングモールが見えた。
セオサイクルのブログをよく見てるので、「セオサイクル アリオ蘇我店」という名前を覚えていた。マップで調べてみるとここがそのアリオ蘇我。
駐車場方向に回ってみるとあったあったセオサイクル アリオ蘇我店。
店頭にご自由にお使いください的なポンプが置いてあったので、バルブエクステンダーを購入して、買ったエクステンダーは使わずに携帯していたエクステンダーを使って規定圧まで空気を入れる。
ツールボックスに入るサイズの携帯ポンプだと4barぐらいしか入ってなかった。
市原から富津岬
東京湾一周スレのwikiによると市原の工業地帯は無補給区間があるらしいので、市街地のうちにコンビニに寄ってボトル2本を一杯に満たしておく。
このあたりはR16の海側がひたすら工場地帯で、貨物線が並走しており、似たような景色が延々と続く。
さらに路肩が狭いのでたまに歩道を走りながら比較的ゆっくり進む。
でもこの区間はたまにコンビニがある。無補給区間というのはここのことでは無かったのかな。
袖ヶ浦のあたりから南風の向かい風が気になり始める。
木更津からR16を道なりに海岸方向にそれて富津岬を目指す。
このあたりも海側はずっと工場地帯で、似たような景色が続く。こちらは路肩が極端に広く。向かい風はさらに強くなってきているが前傾姿勢で気持よく走れる。
無補給区間というのはこっちの方だったのかもね。確かにコンビニは全くない。
富津岬で少し休憩。
ステム後ろのバッグは以前から持っていたのだが、最近から使い始めた。サイクリングジャージをあまり持っていないので持ち物が少ない時はジョギング用の薄いウエストバッグを使っていたのだけど、小銭、スマホ、鍵程度ならこのステムバッグに入るので、身軽になった。
今回のような長距離ではスマホはスマホホルダーに、ステムバッグにはジェル等の補給食を入れています。
金谷まで
富津岬を出発して、漁港のあたりでiPhoneがスマホホルダーからすっ飛んだ。
DHバーにプロファイルデザインのユニバーサルコンピュータマウントを付けて、さらにミノウラのスマホホルダーを付けている。
iPhone 4Sの頃は結構しっかりホールドできていたと思うんだけど、5Sは薄くなったのでホールドがいまいち頼りない。
100均で買った気休めのポリカーボネート製のカバーを付けて厚みを稼いでいるのだけど、ホールドが弱いと荒れた路面からの振動でスマホがズレてしまい、すっ飛んでしまいそうになる。ていうかすっ飛んだ。
幸いガラス面への傷は無し。
内房線からあまり離れずにR465、県道256を進む。
館山までの内房の道は自転車には辛い道なんだよな。観光シーズンの休日でなければ交通量は少ない生活道路なのだけど、路肩は狭いし、たまに現れるトンネルは路肩皆無で凶悪だ。
「天然温泉 海辺の湯」で休憩し、「かなや」で食事。
200kmオーバーのサイクリングでは残り3割ぐらいの距離で温泉休憩を挟むのが定番になってしまった。一旦足の披露をリセットできるが良い。本当は筋肉を冷やすのが良いらしいんだけど、気持ちいいからいいか。
食事しながらフェリーの時間を調べてみると、今日はドックダイヤで16:30の便を逃すと2時間待たされてしまう。一休みもそこそこに慌てて出発。
フェリーに乗って三浦半島
相変わらず平日は自転車はいないね。
バイクは10台くらいいた。
ゴルフ帰りの人で船室はほぼ満員。
フェリーの中で居眠りしたお陰で、200km近いというのに足が軽い。
事前のコース計画だとフェリー込みで220kmぐらいだったのだが、実際はフェリーに乗っている間はGarminの測定をストップしていても222kmだった。
富津岬への寄り道分かな。