有鹿神社奥宮と磯部の庚申塔
相模原市南区磯部の史跡勝坂遺跡公園内に有鹿神社の奥宮があるそうなので行ってみました。
現地を訪れた人の記録を見ると、川沿いの歩道を奥に進むとあるらしいのですが、公園北側の川沿いの道は両側とも途中で行き止まり。
普通に公園駐車場の横の歩道を奥に進むと谷戸があって、板張りの歩道の途中から奥宮に行けるようになってました。
さらに奥宮の横には階段があるので、谷戸の上の段の公園からも来れるようです。
この日は適当にこの周辺を走って帰るつもりだったのですが、調べてみると周囲に史跡がある様子。ちょっと周囲をきょろきょろしながら走ってみることにします。
史跡公園の南西の交差点で信号待ちしてると、角に石碑があって「青面」まではパッと読み取れたのと三猿っぽい絵柄が描かれていたので庚申塔かなと思って近づいてみた。
上の文字はまあ「青面金剛」でしょう。下2文字はよく読み取れなくて自信無いけど。
それより三猿と思っていたのがどうも様子が違う。
翁が踊っているようにしか見えない。
右側側面。それほど崩しがキツくないので読めそうだけど後で調べてみよう。
左側面。逆光で残念ながら写真では文字が読み取れない。
この庚申塔についてはなかなか情報に辿り着かなかったのですが、相模原市の文化財広報に載っていました。狂言の三番叟を踊る三猿だそうです。
https://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/010/311/038_s.pdf
確かに翁のように見えて良く見ると顔はおサルさんのようだし、見ざる聞かざる言わざるになっている。
ちなみにこの庚申塔のツイートは自分史上最多いいねと最多リツイをいただきました。
三猿かと思ったら翁が踊ってるんですけど。 pic.twitter.com/5fsg8EV77I
— 野暮研(Yaboratory) (@yaboratory) 2022年4月9日
交差点を東方向に進んでゆくと「石楯尾神社」の案内板を見つけた。
石楯尾神社といえば、上野原の軍刀利神社に行った後いろいろ調べていたら、軍刀利神社には刀があって、対になる楯が石楯尾神社にあるという記事を見つけて、佐野川石楯尾神社と名倉権現石楯尾神社を訪れたことがあります。
ここにも石楯尾神社があるのかと思い立ち寄ってみました。
「阿闍羅尊」の石塔と何か。阿闍羅とは不動明王のことだそうです。
石段の参道を登るとお社がありました。
裏手に道が延びていて、どこに続いているんだろうと思ったら防衛施設の石杭。
すぐ裏手は座間キャンプでした。
さらに北に向かって走り、ギオンスタジアムの横を通って相模原公園の近くまで。
フェンスの外に神社らしきものが見える。
入口を探してそばに近づくことができた。大山祇神社とあります。
石段の下に道標がありました。
「左 木曽道」
「右 町田」
明治だから新しめの道標ですね。
その後もうろうろ寄り道しながら帰宅方向へ。
ちょっと以前から気になっている道に行ってみました。
住宅街の一角、公園の横にいきなり現れる未舗装路。
最初は公園の遊歩道っぽい感じでしたが、
やがて放置された感じの古道っぽくなってきました。
台風で倒れたような竹や木の枝はほったらかし。
下まで行って舗装路に戻ると案内板がありました。
未舗装路の下側の入り口に1756年築の道祖神があるそうなので戻って探したところちゃんとありました。